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「アナと雪の女王」の百花繚乱カバー合戦で日本人が完敗すぎる件

あの著作権にうるさいディズニーが、なぜか今回の「Frozen(アナと雪の女王)」に関しては一切お咎めなしということで、いまYouTubeでは主題歌「Let It Go(邦題「ありのままで」)のカバー動画で盛り上がってます。プロから素人まで、正当派から色モノまで、世界が舞台の大カラオケ大会の様相を呈しているんですよ。なかには、映像をそのまま使って加工した、どうみても著作権侵害だろうというようなものもいっぱいあります。適当に歌詞を変えてるのも。まさに野放し。いや実に楽しい。

YouTube本の著者で自他ともに認めるYouTubeヲチャーの私としては、話題になっているカバーはほぼ目を通し、毎日検索して新しいものをピックしているんですが。。。。

まあ、改めて世界には才能ある人多いなあ〜と感心する毎日なわけです。

いくつか私のお気に入りを紹介してみます。人気のソプラノ少女のとかはあまり好きではなく、マニアックなものばかりですが。

★YouTube中心に音楽活動をしているクリスティーナ。Let It Goはしっとりの劇中歌とアップテンポのエンディングの二つがあるのですが、それを歌い分けるマニアックなカバー。さらにブリトニーやらセリーヌ・ディオンやら歴代ディーバがいろいろ出てきて。。。お見事なパフォーマンス。


★13歳のタイの女の子。ドイツ人とのハーフ。声がよくて、聴かせる。彼女のほかの曲はたいしてうまくないけど、この曲はぴたりと音域にはまったみたい。これで彼女は世界的に有名になりつつあり、ジャスティン・ビーバー路線を行くかもね。YouTubeは英語さえできればアジアでも北米と同じチャンスがあるところがいいね。


★一見地味な感じですが、必聴です。カバー合戦に参戦しているのは韓国人のシンガーがすごく多いんです。英語がみなうまいからねえ。中でもこの人、すごい力量。録音状況もよくないし、座ったまま、歌詞すら覚えてないなのに引き込まれる。まだまだ、実力のある人っているんですねー。


★YouTubeで人気スターになるには音楽の力量があるだけではダメで、映像表現がうまいことが絶対条件。そういう意味で、彼ら(The Piano Guys)は頭抜けているんです。メンバーにビデオグラファーがいて、今回はコロラドの「アイスキャッスル」でのロケ、撮影カメラはRED、空撮も。もうレベルが全く違いますわ。


★最後にちょっと変わったモノを。The Piano Guysとは対照的でお金が全くかかってない、グラスやフライパンでの演奏。お金がなければアイデアで勝負ですね。


さて、日本人のカバーなんですが、これが厳しい。まず数が少ない。英語で歌っている人が少ない。検索にまるでひっかかってこない。

男性で数人、力入ったカバーしているYouTuberがいるにはいます。でも、動画の作りは慣れているけど音楽性低い。だからあえて紹介しません。もっと実力ある人たくさんいるはずでしょう。これって世界の舞台に出ていくいいチャンスなのに、なんでみんなやらないのかなあ。

これから参入するにはアイデアも大事だけど、歌に自信ある人は凝らなくても大丈夫。我こそは、という方、ぜひ挑戦してみて!

熊坂仁美.com


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