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イームズ ラウンジチェア&オットマン

家を建てる。頭の中に一番に浮かぶのは…
奥さんが喜ぶキッチン?子供が思いっきり遊べる庭?

いやいや、イームズのラウンジチェアでしょう。

ミッドセンチュリーを代表する、昔から憧れているこの椅子。大きなリビングに鎮座するラウンジチェアの写真を、ひと目見た時からもう虜です。生まれたてのひよこのように、この椅子かっこいいが刷り込まれます。

ということで、ラウンジチェア導入計画が始まります。
問題はどこに置くか。これは悩みました。普通はリビングです。しかし頭によぎります。息子が2歳…遊び場になるリビングにラウンジチェアを置く。牛乳、ケチャップ、チョコ、クレヨン、マジック、ハサミ、レゴ、ツーカイザーの変身のやつ、飛び跳ねる、よじ登る…

どうしよう…許せないかもしれない。

じゃあどこに?
そこでお父さんの部屋を計画します。こうなると思考が止まりません。
ギャルソン専用のクローゼット、スターウォーズコレクションのガラスケース、ライカの防湿庫、沢山本が入る本棚。そしてイームズのラウンジチェアに座りながらプロジェクターで映画を見る。最高の部屋だ…

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素晴らしいフォルム。
オットマンマンまで入れると、かなり大きいです。ラウンジチェアに座り、プロジェクターで映画を見たいので、6畳では狭い。妻、何畳とかよくわからなのをいい事に、勝手に縦長の9畳に設計変更です。

ラウンジチェア ④

ラウンジチェアの魅力はこの木目。丸の内のハーマンミラーで購入したんですが、倉庫から後日配送で送られてくるラウンジチェアの木目は、なんと完全ランダムになります。70万を超える買い物のランダム。これはなかなかですよ。

ラウンジチェア ⑤

いい顔のものがきてくれました。
ふと横を見ればこの椅子が目に入る…憧れていた椅子がそこにある。贅沢だ。ニヤニヤしてしまう。この椅子の最大の魅力は座る事ではなく、眺める事なんじゃないかと思ってしまうほど美しい。1956年より製作されたラウンジチェア。50年以上前にデザインされたラウンジチェアを今でも製作していて、それを購入できる。ハーマンミラーには感謝です。

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ふかふかのラウンジチェアに体を預ける。強制的にリラックスのスイッチが入る。深呼吸。音楽を聞いて、本を読む。仕事のことは一旦おいておこう。そしてスターウォーズを。

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最高だ…

《妻日記》

ハーマンミラーが椅子を届けに来たと、妻から一枚の写真が添えられて連絡がありました。ついに届いたか!ワクワクしながらその写真を開けると…

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ラムネ持って座ってる…バタ足してる!
もうびっくりです。待ち焦がれた憧れの椅子に今日座れる。仕事中はそのことで頭がいっぱい。早く帰って座りたい。そう思っていたのに…息子が一番に座ってる… 
これは「ぐぬぬ…」ですよ。怒れない!この感情は初めてです。ラウンジチェアに座る息子を見て、「憧れたこの椅子に自分の子供が座ってる…すげ〜な」ってなんだか自分が誇らしく思えちゃったり。でも最初に座るのが自分じゃない。マジで⁉︎座っちゃったの⁉︎ラムネ⁉︎いやーびっくりです。なんとも言えない。これ、妻が無邪気にイェーイって座った写真だったら怒ってたかもしれません。その辺はさすが我が妻です。信頼しているというか、スターウォーズだったり僕が大事にしているものには触れません。で、妻は座ってないが子供を座らせ写真にとる。僕知っています。こうゆう時、妻に全く悪気がない事を。いやはや本当に「ぐぬぬ…」としかあらわせない。70万の椅子で無邪気にバタ足か…いやー、一生の思い出になりましたよ。

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「ダースベイダーといっしょにすわる」って記念撮影。口ではお父さん専用の椅子って言ってても、すっかりラウンジチェア解禁です。息子と二人で一緒にラウンジチェアに座りプロジェクターで仮面ライダーを見る。僕が寝ぼけて息子に「お風呂入ったらね…」と言ったら息子が「ぼくおふろはいったよ」って。やばい。泣きそう。幸せでなんか骨抜きになりそうだ。ダメダメ!お金使っちゃいましたからね。さあ仕事だ!稼ぐぞ!

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