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友だちの友だちはだいたい友だちなお話し

先日、Twitterで知り合った日本人の方とお食事しました。

わたしの住む中国の大都市には数千人の日本人が暮らしています。

その中のたった3人が集まって食事をしたのですが、共通の友人・知人の名前がずらずらと出てくるのに驚きました。

わたしは6年ここで暮らしていて、最初の3年は日本人との接点が会社の同僚しかいないという暮らしをしていたにもかかわらず、いつの間にか友だちの友だちは大体友だちというのをリアルに体験して驚きました。

わたしは日本語教育で、他のお二方とはまったく畑違いの世界で暮らしていますが、それでもここまで友人が重なっていることを考えると、5人も集まれば市内に暮らす全日本人と連絡が取れるのではないかと思えました。

中国はとても広いので、省という単位で強力なネットワークを作ることは難しいかもしれませんが、市という単位なら有名人になることも夢ではなさそうです。

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ここまでnoteを書いてきて「六次の隔たり」とい実験を思い出しました。

誰かにメッセージを送りたいと思う場合、その人のことを知ってそうな人に言付ければ6人目で当人の連絡がつくという実験です。

例えば連絡先を公開していない有名人にファンレターを届けたいと思えば、その人のことを知ってそうな人に手紙を渡し、届けてもらうように頼みます。もしその人が連絡先を知らなければ、その人が思う連絡先を知ってそうな人に渡してもらうようにお願いします。これを6回程度繰り返すとほぼ当人に届くってことです。

Wikipediaによると、日本のテレビ番組で与那国島で最初に出会った人に友人を紹介してもらい、何人目で明石家さんまさんにたどり着くかを行ってみたところ7人目でさんまさんにたどり着いたとか、松本人志さんの電話番号を知ってそうな人に連絡して、何人目でたどり着くかを試したら4人だったそうです。

つまり世間は思っているより狭く、まさに友だちの友だちは大体友だちなわけです。

日本の人口が約1億2600万人もいるのに4人で松本人志さんにたどり着いたことを考えると、5000人程度の人間関係であれば2人も挟めば大体全員知り合いっていうのも不思議ではないです。

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とうわけで、小さなコミュニティで暮らしているわけですから、見られていないようで見られていますし、ちょっとした失言や失敗があっという間に中国中の日本人者会に広まる可能性だってあります。

これは気をつけておかなければいけないなと・・・

特にSNSなんて興味ないし、どうでもいいって思っている人こそ危険です。自分の知らないところで、いろいろな人に知られているかもしれません。

さてここまで書いてきて、わたしもちょっと自分のことが心配になってきました。わたしはと言いますと、ただの日本語教師で基本ニコニコしている小太りのオッサンです。

メンタルは弱めですので、粗相をしても暖かく見守って下されれば幸いです。

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ちなみに私の家の近所に鈴木さんという日本人がお住まいのようです。わたしと見た目が似ているらしく、初めて行くお店で鈴木さんお久しぶりと中国語であいさつされたりします。

どんな人なのか興味があるので、日本人とお食事する際に「鈴木さんってご存じですか」って聞くのですが、まだたどり着けません。

もしかしたら偽名なのかな?なんて思ったりしてます。

出会えたら note に書きますね。

では、また明日!

ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。