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中国で臨時自動車運転許可書を取得するのに試験なし、手続き手数料が10元(約190円)だったお話

日本で取得した自動車運転免許証は日本国内でしか利用できません。

しかし、ジュネーブ条約に加入している国同士では「国際免許」を発行することで相互に運転することが可能です。日本では自動車免許センターで国際免許を発行してもらえます。有効期間は1年です。

さて、中国はジュネーブ条約に加入していませんので国際免許を持っていても、中国国内で自動車を運転することはできません。でも「临时机动车驾驶许可证(臨時自動車運転許可書)」を取得することで、中国国内でも自動車を運転することができます。

この許可書の取得が驚くほど簡単になってました。ステップをまとめます。

  1. 資料を集める(自動車免許の翻訳・住民登録の確認・証明写真)

  2. スマホで予約

  3. 予約日に车管所(中国の免許センターのようなところ)に資料を提出する

これだけです。かかった費用は翻訳に140元、そして許可書の発行に10元のみでした。しかもアプリでの予約が難しいなら车管所(中国の免許センターのようなところ)にいけば、優しく教えてもらえます。

车管所の様子

以前は、こういう役所って汚くて、薄暗くて、高圧的でいやな所だったのですが、開放的で明るくて、居心地も悪くなく変化に驚きました。

中国のお役所仕事が素晴らしいなんて思ったことはありませんが、今回のやりとりは非常にスムーズで、ストレスもほぼゼロ。さらにアプリにて予約の確認もできるし、チェックインした後、SMSにて確認、さらに窓口へ来るようにという通知もSMSで届きました。

届いたメッセージ

さらに、資料を提出すると隣の窓口で待つように言われ、10分くらいすると許可証を受け取ることができました。

もしかすると、この後試験があるのかと思ってたので驚いて、もう自動車を運転できるのですかと聞くと、できますよと言われました。あまりのあっけなさに驚きました。

かかった費用も翻訳に140元、そして手数料10元のみでした。ネットでは試験を受けたという記事があったので、数日後に試験に来るものと思ってましたが、あっさり交付されてびっくり。

これで運転できる状況になりました。月末に友人と一緒に彼女の故郷へ遊びに行く予定です。その時に運転を頼まれているので、この許可書が活躍してくれるのではと思います。

今回、スマホで予約が完結する。プレ審査もスマホからで、書類も画像でOKな中国。日本の手続きって今、どんな感じなのでしょう。来週帰国していろいろ処理するつもりなので体験してこようと思います。

今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。