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品質向上に伴う値上がりが続く中国生活、そして為替の影響のお話

日本人が中国の物価について考えるとき、避けて通れないのが為替の問題です。

今、日本円は1ドル150円くらいです。人民元で考えると21円前後です。

Googleの検索結果から引用

それで、1人民元の価格が変動すると、日本人からすれば中国での物価が変動したかのように感じます。

例えば、中国の牛肉ラーメンの価格を例に考えましょう。

わたしが2015年9月にはじめて食べた牛肉ラーメンは12元でした。そして、先日そのお店に行きましたら、やはり12元でした。

つまり、この9年弱の間に値段は変わっていません。

この期間、1人民元は15円から21円の間を推移しています。つまり、牛肉ラーメンの値段は180円から252円の間を推移したように見えます。

しかし、中国で暮らすわたしにとっての価格は12元で変化はありません。

中国は物価が変わっていると思えても、もしかするとそれは為替の影響をうけた見かけ上の変化に過ぎない可能性もあります。

もちろん、不動産価格や家賃は最近まで右肩上がりでしたし、全体的な物価も上昇し続けてきたと思います。

しかし、それと同時に手に入れることができる品物の品質も向上してきました。

市場からどうしようもない安物がなくなった結果、全体的に物価が向上したように感じる可能性もあります。

そして、中国においても日本と同じくそこそこのお値段で、まぁまぁ良いものが増えています。

それで、高級品とかブランドに関心がないわたしの様な人にとって、中国暮らしも悪くないでしょう。以前だと通販で買ったモノが使えず、そのままゴミ箱へってこと結構ありました・・・

そういう不愉快な経験が減る代わりに、激安の製品が減ったと思えば、別に良いじゃんと思えてきます。

そして、昨日気がついたのですが、最近交通費がいくらか上がったように感じます。

以前、配車アプリで車を呼んで15元(300円)程度で移動できて距離が、20元(400円)を越えるようになりました。

もしかすると、車の格が違うので運賃が違うのかもしれませんが、これもサービスの質の向上に伴う価格向上の例なのかもしれません。

考えてみると12元の牛肉ラーメンのお店は、値段もかわりませんが、サービスも味もかわりません。

しかし、最近モールとかに出店している、牛肉ラーメンのチェーン店は25元(500円)くらいのお値段はしますが、きれいな店内、美味しいお茶なども提供されます。

それで、中国での価格上昇は今のところ品質の向上に伴う正当な変化なのかもしれないですね。

今後、どうなっていくのか気になります。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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