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設計する時の優先順位

こんにちは!

Kumazoです。

今回は投資用マンションを設計するときの”優先順位”について解説します。

建築の設計というのは求められるものが、
用途によって異なります。

建築の用途は沢山あります。
戸建て住宅
共同住宅
学校
幼稚園
保育園
病院
商業施設
料理店
喫茶店
美容室
事務所
公衆浴場
ホテル
工場
映画館
美術館
展示場
火葬場
ごみ焼却場
スタジアム
はたまた、橋や高速道路などの土木関係など
ここには書ききれないほど多種多様な建築物の用途があります。

用途が沢山ある中で、
組織設計と呼ばれる大手の設計事務所はすべて設計が可能ですが、
小さな設計事務所では専門的に設計を行っています。

例えば、
戸建て住宅ばかりを設計している設計事務所が
いきなり火葬場の設計をしてくださいといってもノウハウもなく
高いレベルのものが設計できるとは限りません。

他にも、
工場ばかり設計している設計事務所が
戸建て住宅を設計してくださいと頼まれても
コスト面でのコントロールもうまくできないと思います。
総工事費何十億の工場と数千万円の住宅だとコスト感覚が合わず
予算を抑えることが難しくなります。

なので、
建築設計も『何を専門の設計』をしているか
ノウハウのあるなしに分かれます。

用途が異なると何を優先順位の1番に上げるかが変わりますので、
ここでは投資用マンションの設計をする上での優先順位を解説していきます。

※Kumazoとは何者か?自己紹介はこちらのnoteより↓

今回、本編では実務でプランを入れたものを
他社と比較をしながら掲載しております。

比較図面2種類↓

ボリュームチェック他社比較1


ボリュームチェック他社比較2

設計者が異なるとこんなにも変わるのかと驚かされると思います。
数千万円単位で損することになりますので参考にしてみてください。

では、本編に入ります。

はじめに

投資用マンション設計での優先順位は
『容積消化』『経済設計』の2つです。

まず、
なぜ『投資』をするのか考えてみてください。

Kumazo自身も不動産投資をしておりますが、
包み隠さず言うと
投資をする人は"お金を増やしたい"と考えているからです。

それも
ただ”お金を増やしたい”と考えているだけでなく
”できるだけ効率的””大きく増やしたい”と考えております。

不動産投資で
”できるだけ効率的”に”大きく増やしたい”と考えたときに
どんな建築なら喜ばれるか?

それはトータルな意味での『建築費を抑える設計』をすることになります。

よって、
『容積消化』と『経済設計』につながります。

この2つは何なのか下記にて解説いたします。

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