ニコニコ最大の発明

こんにちは、たちかわです。

メンバーシップやっておりますのでご支援のほどよろしくお願いいたします。

 ニコニコ動画といえば00年代後半から10年代前半にかけて人気を誇った動画配信サイトです。視聴者のコメントが動画上に流れるというシステムは当時としては画期的で、視聴者の間で一体感が生まれました。そのような一体感があったからこそ「ボカロ」や「〇〇してみた」「クッキー☆」「例のアレ」などのジャンルが確立されたのはニコニコの功績と言っていいでしょう。近年でも名状しがたいコンテンツをいくつか生み出され世間のトレンドになりました。
 そんなニコニコ動画で個人的に画期的な発明は「biimシステム」でしょう。

「biimシステム」とは文字通りbiimさんが考案したゲーム配信向けのUIです。大百科内では

発祥がはっきりしない自然発生的な単語なので、その定義は曖昧だが、主に以下の特徴がある。

画面左上に大きくゲーム画面を表示
画面下部にキャラ(主にゆっくり)の顔と台詞を表示。それをSofTalkなどで発声。
画面右に詳細なデータやネタなどを表示

ニコニコ大百科 biimシステム

 「biimシステム」によりゲーム動画ではゲーム画面のアスペクト比を変えることなくゲームの情報や編集者のコメントを入れられるようになりました。元をたどれば災害時のテレビで使われる逆L字の情報表示だと思いますが、それをゲーム配信で使うというのは画期的でした。
 そんな「biimシステム」ですが、RTAという文化と迎合することでその真価を発揮したと思います。RTAではゲームを最初から最後までやることや、タイム短縮とための細かいテクニックを用いるため、ゲーム中の説明やテクニックの説明が膨大になります。それをゲーム動画と同時に紹介するために「biimシステム」は最適でした。あまりにも便利すぎるため「例のアレ」ではない人も「biimシステム」を使うほどでした。
 「biimシステム」は画期的なゲーム配信のユーザインタフェースとして誕生し、特にRTAのジャンルで活躍、そのジャンルの繁栄に貢献したニコニコ動画がもたらした画期的な発明といえるでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?