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徒歩でビザを切り替えた話 in カナダ(図解あり)

こんにちは。こすけです。名前に深い意味はありません。昔飼っていたカメの名前です。

私は今カナダのバンクーバーに住んでいて、今日Flagpolingという方法で観光ビザ→ワーキングホリデービザに変更してきたので、簡単な図解とともに手順を説明します。

国境はどこの国も警備が厳重なため写真撮影禁止の場合が多く、検問所での具体的な導線について解説している情報があまりないと思ったので作ってみました。

内容は2020年3月現在のものです。この記事内容は参考程度にしておいてください。

Flagpolingとは

Flagpoling(フラッグポーリング)とは、アメリカ・カナダ間の国境線がまっすぐであるがゆえに半島の一部がアメリカになっている、いわゆる「飛び地」に行き、徒歩(または車)で出入国をすることでビザを切り替える方法です。

ちなみにここが国境検問所です。↓

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Point Robertsへの行き方

Sky Trainとバスを乗り継いでいきますが、ここはいろんな人が丁寧に解説しているブログがたくさんあるので割愛。

検問所の概要

検問所の形は上から見るとこんな感じ

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よくわからないですね。文字を入れて説明するとこんな感じです。

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※書いてから気づきましたが、カナダ→アメリカなんだから視点に合わせて上下逆に書けばよかったですね。すみません。

手順(道順)

①アメリカ入国

手元に必要書類を用意して、まずアメリカに入国するためにアメリカ側の窓口に行きます。建物に沿って歩道があるのでそれに従って進みましょう。

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この歩道、低いバリケードみたいなコンクリートがあって「これ進んでいいのか?」って思いましたが、いいみたいです。

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予想ですが、全力疾走で強行突破できないように道をジグザクにしているのでしょう。

窓口に行くと誰かいると思うので、「Flag Polingしに来ました」と伝えれば、あとは空港の入国審査と同じような質問をされるだけです。

②スタンプ、バイオメトリクス(指紋)認証など

問題なければ、表のドアからオフィスに入るよう言われます。この時オフィサーがパスポートを持って行ってしまうかもですが、心配しないで、後で返してくれます。

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私の場合は前回のアメリカのスタンプの有効期限が切れていたので、6USD払って「Visa Waiver」って書いてある紙をパスポートに張られました。ESTA関係ないみたいです。なんやねん。

最後に指紋を取って終わりです。

③カナダ入国

アメリカ側のオフィサーが「来た道を戻ってカナダ側の窓口へ行って」というので「え、来た道戻ってええんか?」と聞いたら、「別に車道に沿ってぐるっとUターンみたいに行ってもいいけど、そっちは歩道ないよ」とのこと。この辺は適当なのかもしれません。私は来た道を戻ってみました。

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カナダ側オフィスとアメリカ側オフィスの間の、通っちゃいけなさそうな通路を通ってカナダ側の窓口に向かいます。

窓口手前に「呼ばれるまでここで待て」みたいな立て看板があったのでそこで待ってたら「Next!」って呼ばれるので行く。

私はこの時なぜかカバンにパスポートをしまいなおしていたのでモゾモゾしていたら「書類全部出してから来い!あっちの線まで戻れ!」と言われました。それに加え「書類出してから来ないと後ろがつっかえるだろうが!(意訳)」と説教されました。てめーが説教してる間にも後ろはつっかえてんだよ。

私の後に来た車の人ともモメていたので、たぶんそういう人だったんです。書類は手元に用意しましょう。

ここでも空港みたいな質問されて、パスポート、書類と一緒になんか小さい紙を渡されます。それら一式を持ってカナダ側のオフィスに行くように言われるので、(おめーのツラは二度と見ねえと誓いながら)オフィスに行きます。

④ビザ発行

カナダ側のオフィスに入ったら、カウンターの人に書類一式渡します。「ワーキングホリデーです」って言いましたけど、同じような人がたくさん来てるでしょうからたぶん見りゃわかってくれます。

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10分くらい待つとビザを張り付けたパスポートを持ってきてくれて、ビザ内容の読み合わせをして問題なければ終わりです。お疲れ様でした。おうちに帰りましょう。

まとめ

検問所に到着してからビザがもらえるまで20分ちょっとでした。ダウンタウンからPoint Robertsまでは1時間半くらいで行けるので、私は帰りがけにService Canadaに寄ってSINナンバーの発行もしました。

ビザ発行のために提出した書類は結果的にパスポートとビザのレターだけでしたが、人によっては形式通り保険証書と残高証明書も求められるかもしれません。ここら辺は自己責任でお願いします。

ところで私はビザが発行されてパスポートを返却してもらった後、オフィサーに

「ところでお前、この紙って・・・」

と言われ、実は口座の残高証明を家に忘れてきていたのでドキッとしたのですが

「(B5サイズのビザのレターを指し)この紙は日本の標準サイズなのか?」

って聞かれました。うん知ってる、小さいよね。

以上です。

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