突然、辛い記憶がフラッシュバックすることがある。

前職で上司から受けたパワハラの記憶がまさにそうだ。
彼女とはそりが合わず、過小な請求や人間関係の切り離しなどのパワハラを受けた。そして私は躁状態がひどくなり休職。のちに退職した。
その記憶がフラッシュバックする度、憎しみがぶり返し上司を恨んでいた。

しかしふと思った。
「過去にとらわれてしかもそれによってエネルギーを消耗するなんぞ馬鹿らしくないか。」
しかも、辛かったことばかり思い出しているが、当時悪い事ばかりではなかったはず。
同僚との関係は良好で患者様からは窓口対応の際、指名を頂くほど好感を持ってもらっていた。仕事自体は楽しかった。

そのことを忘れていた。

記憶の取り出し方は本棚から本を選ぶことに似ている。
過去という本棚から明るいストーリーの本（記憶）を取り出せば
ほんの少し生きやすくなる。

今後もこのような小さな気づきを大切にしたい。