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「人間」であるための

帰省すると散歩の頻度が高くなる。

家族は皆、私が家にいなければ散歩に行ったのだろうと思うらしい。
思えば子供の頃から散歩が大好きだった。

考え事をしたい時には必ず一人で散歩にでかける。
私の場合は、歩くことで自分の心の声にじっくり耳を傾けることができている。
散歩中は、もう一人の自分と対話している。
好きなこと、気になっている事、今後の予定など話し合って気持ちを整理している。

人によってはそれが、入浴の時間だったり、音楽を聴いている時間だったりするのだろう。

私にとって散歩の時間は「人間」でいる為に必要な時間だ。
散歩しながら、自分と対話しながら、「道」を探している。

それでは、行ってこようかな。
自分と対話してきます。


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