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#2:Anatomy Trains in Motion

書籍『アナトミー・トレイン 第4版』

身体のつながりと動かしかたを知りたくてちょっとずつ読んでいる、
"アナトミー・トレイン・イン・モーション -運動を通した構造的身体統合" (p.223~)
第10章 アナトミー・トレイン・イン・ムーブメントの読書メモ。

5つの膜特性

  1. 力伝達 Force Transmission

  2. グライド Glide

  3. 弾性 Elasticity

  4. 可塑性(かそせい) Plasticity

  5. 運動感覚 Kinesthesia

特に1,2,3は普段のウォーミングアップに取り入れたい。

1.力伝達 -Force Transmission

自重の直線運動で連続した力の伝達を促進する。エクササイズ例は以下。

  • 前屈(立位からゆっくりと前屈し、ゆっくりとロールアップ):SBL

  • ランジとサイドベンド(膝で弾みをつけながら腕で半円を描く):BFL

2.グライド -Glide

滑らかさともいえる。中程度の強度で広い運動範囲を動かす。エクササイズ例は以下。

  • 上半身のサイドストレッチとらせん運動(ランジ→サイドストレッチ→上の手を下方向/上方向にらせん運動)

  • シットバック、カールアップ、アーチ(膝立ち位で膝から上半身を滑らかに動かす):SFL、LTL、SPL、FLs、DFL

3.弾性 -Elasticity

膜の弾性を活用するためにリズミカルな負荷を加える。エクササイズ例は以下。

  • 膝の屈曲と腕の振り子運動(膝で弾みをつけながら両手を振り子のように上下させる):BFL、ALs

  • 動的股リリースとらせん運動(片膝立ち位で、立てた膝と反対の腕を振り膝を踏み込みながら身体をねじる):SPL、FFL、DFL、BFL、SBL下部

4.可塑性 -Plasticity

柔軟さと言い換えてよいと思う。1~5分のリラックスしたストレッチ。エクササイズ例は以下。

  • メルティング・ディア・ポーズ(片足を前に膝を曲げて座り、目を閉じて上体を前へ倒す):LTL、DFL

  • 首マッサージとノッディング(背臥位(はいがい,仰向け)で首を前後に動かす):頸部SBL

5.運動感覚 -Kinesthesia

空間において自分がどこにいるのか、身体がどのように感じているかに意識を向ける。エクササイズ例は以下。

  • 足上げと骨盤傾斜(背臥位でマッサージボールを骨盤下に置いてセンタリングを意識し、その状態で片足ずつ上げ下げ):DFL、SFL、SBL

  • 骨盤カール(ヒップリフト):DFL、SFL、SBL

エクササイズ例の動画(Anatomy Trains in Motion)

必要なもの:マッサージボールと、ひとりぶんのスペース

Lesson 60min

  1. アライビング -運動開始

  2. センタリング -バランス感覚

  3. 初期フロー(ウォーミングアップ)

  4. 対照フロー

  5. 緩和フロー(クールダウン)

  6. 吸収と活性化 -弛緩と覚醒の自己認知

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