見出し画像

【映画感想】変形みれるだけで嬉しい「トランスフォーマー ビースト覚醒」

「トランスフォーマー ビースト覚醒(原題: Rise of the beats)」を鑑賞してきました。吹き替えで鑑賞。アニメ版のビーストウォーズの声優と同じようで、私は観ていませんでしたが、当時観ていた方は声優だけでテンション上がりそうですね。

私は普段は字幕派ですが、最近は吹き替えの良さにも気づいている次第です。やはり声優さんの演技力が凄まじいだけあって、違和感どころかキャラの魅力を増加させてると思う時も最近は多いと感じます。


鑑賞理由と結論

"リベンジ"で当時最高潮の興奮を覚えた初期3作から、「最後の騎士王」で一気に熱を失っていた私ですが、今回新たな物語の始動を前にして、「もう一度中学生の頃のあの興奮を味わいたい…!」という期待を胸に劇場へ足を運びました。
結論としいては大満足!!今までにない新しいトランスフォーマーが見れて感謝しかないです。

あらすじ

舞台は1994年のニューヨーク、地球には星を丸呑みする最強の敵「ユニクロン」が迫っていた。それを迎え撃つのはまだ地球に間もないオプティマスらオートボット、そして長年地球に身を隠していたマクシマルが迎え撃つ。


印象に残ったシーン

・激アツチームアップ

今作での注目ポイントは何よりも、オートボットとマクシマルのチームアップでしょう。マイケルベイの作品では観られなかったロボット派閥同士の掛け合いは、この上なく新鮮で観ていて楽しかったです。
また、チームの対比もわかりやすかったです。長年ペルーの部族と共生をしてきたマクシマルに対して、オートボット(というかオプティマス)は人間とは関わる道に対して否定的。その考えの違いからか、峠の戦いでは共闘という雰囲気はあまりなかったです。
だからこそ、最後の共闘シーンが光って見え、盛り上がりも最高でした。

・まだ未熟なオプティマス

マイケルベイ時代のオプティマスプライムはどこか「ある程度完成した将軍」という感じで、人間とも友好的だったのに対して、今作の彼はただの余裕がない堅物リーダーでした。
加えて今作大活躍したオートボットのミラージュとの掛け合いもまた、オプティマスの堅物キャラを加速させていました。人間のことを一切信頼せず、協力も断る姿を見てマクシマルも思わず「何かに急ぎすぎている」とこぼす始末。オートボットの問題はオートボットで解決するから外野を黙っとけと言わんばかりのスタンスでした。
しかし今作の一つのテーマであろう「ワンチーム」という言葉の通り、最終戦ではマクシマル、そして人間のノアやエレーナと協力しながら敵を退けるのでした。今作で一番成長をしたのって実はオプティマスなんじゃないか?と思うくらい変化が大きかったです。でもあの酷い殺し方をする癖は昔からなんですね、、、

・人類視点の変化

今作では、劇中での人間の扱いがマイケルベイ時代とはかなり異なるなと感じました。
マイケルベイ時代の作品で見ていて楽しかったのが、「人間から視点」がリアルだった点です。特に1作目の中で軍人が束になっても「銃弾が効かない!こんなの勝てっこない!」みたいな印象が鮮明だったおかげで敵の強さや恐怖がこちらまで伝わってきたのをよく覚えています。だからこそ最後レノックスがバイクで突っ込むシーンは自分の中で名シーンになっているんだと思います。
それに比べると今作は人間から見たロボットのデカさや怖さが薄かった感覚は否めい。(とはいえ7作目ともなると鑑賞者もロボットに慣れてしまっている、という考え方もあるのでしょうが。)
そのため、「今作は人間とロボットの共闘が薄めだなぁ」なんて思っていたらまさかのアイアンマン…..!いやそれありなの!?着地シーンとか意識しすぎでは?と感じましたが、間違いなく新しさはあったのではないでしょうか。(投げやり)
次回での活躍に期待としか今は言えないです。いや、でもミラージュ組み直したからもうスーツはないのか…..?

今後

最後の面接官、ちょい役なのに津田健次郎かよすげぇな、と感嘆していたら予想外のハズブロユニバース形成していましたね。今後どこかでアッセンブルが聴けるのでしょうか。楽しみ。

雑記

内容についていろいろ書きましたが、結局変形のシーンが見れただけでもう大満足なんですよね。個人的にはもう少し「カキン!カキン!」って鳴らしてくれもよかったです。
カマロとポルシェ911は走行シーンが他よりも多くて、エンジン音聞いているだけで耳沸騰するんじゃないかってくらい楽しかったです。
総じて大満足!次回も楽しみ!


この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?