災害の多様性「占領謀略事件」弐
昭和23年(1948)巣鴨拘置所で東条英機が絞首刑となった。東条信奉者によって英雄として神格化されるのを恐れて、遺体は遺族には引き渡されることなく、横浜の火葬場に運ばれて火葬された。遺骨も引き渡されることなく太平洋上に廃棄されることになっていた。
常磐線の綾瀬駅から歩いて20分のところに東京拘置所が建っている。その東京拘置所の前から旧水戸街道に向って、幅の広い道が通っている。御成道である。御成道と言うからには殿様が通る道であろうと思われるが、その通りで、徳川将軍が通る道だっ