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夢日記「文章教室」2022/6/13

今日はやけに記憶がはっきりとした夢だった。目覚めると大抵の夢はメモしなければ消え去ってしまうのだが、今日見た夢は目覚めたあとも、メモせずとも記憶が鮮明に残っていたのだった。

僕の文章教室。

100人ほどの人たちが僕の講座を受講してくれる。凄く嬉しいが、たくさんの人の前で授業したことがないので場違いな感じだ。慣れないので緊張もしている。中にはユースケサンタマリアに似たお調子者の男と、女優の鈴木京香に似た女性が参加している。夢はドラマか映画のように進んでおり、この男女中心の物語のような感じだ。

さて、講座だが、いつも通り、『文章スケッチ』から始める。テーマは「ひとりの女性の精神状態をイメージして文章化する」と決めた。テーブルと灰皿と、ひとりの女性をイメージして文章を作ってみようと言ったあとに即興で例を挙げてみた。夢の中ではもっと短かった気もするが、以下のような内容を話した。

「その部屋には大きなテーブルが置いてあり、テーブルに載っている灰皿にはまだ消えきらないたくさんの吸い殻がくすぶっている。テーブルの傍らには黒のワンピースを着たひとりの女性が立っており、俯いて涙を浮かべている。女性は1本のタバコを右手の人差し指と中指に挟んで年代物のロンソンのライターで火を点けてからタバコを咥えた。女性は左手の甲で涙を拭いながら、タバコの煙を吸い込んで煙を吐き出した。彼女の肺を循環した煙は部屋の空間に吐き出されて渦を巻いた…」

と、例を挙げると、100人の受講生たちがスタンディング・オベーションで褒め称えた。え?そんなに上手じゃないだろう?

するとユースケに似た男が「ブラボー!素晴らしい授業でしたよ」と拍手しながら近づいてくる。鈴木京香似の女性を見ながら「ねぇ、○○さん」と言ってニヤニヤしている。何だか怪しい。

良い気分にさせてくれたので、講座が始まったばかりなのに微笑みながら「5分間、休憩です」と言ってしまう。ユースケ似の男は鈴木京香似の女性の元に走り寄っていく。

その様子を気にしながら後ろの机に置いた自分のパソコンバッグを取りに戻ると、レゲエのような服を着たインド人が僕のバッグを勝手にあけてパソコンの電源を入れて何か作業を行なっている。画面には怪しいサイトが移っている。彼もサイトも黄色いのが不思議だ。カレーの色か?

インド人を睨んで「何をしているんですか?」とやんわりと怒る。

するとインド人は「ま、いいじゃないですか」と僕をバカにしたように笑う。

このまま文章教室を続けて大丈夫だろうか? ドキドキしていると目が覚める。

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