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災害の多様性「現実と妄想の境界」

昨日起きた戸田市~蕨市での発砲事件で逮捕された容疑者は、86歳の元暴力団男性とか?

暴力団だからオートマチック拳銃を所持していたのかは不明ですが、恐ろしいことですよね。映像を見ると、あくまでも個人の意見ですが、呆けた表情に「認知症の疑い」が見られます。

動機は「病院の対応と郵便局の対応が気に入らなかった」と言っているようです。

僕の義父は、東京の西葛西に住んでいたのですが、認知症が酷くなるとともに周囲に対しての反感が強くなり、つまらないことで激怒するようになったんですね。もう、本当に世話?が大変でした。僕はそれほどではなかったんですが、娘(私の奧さんですね)の苦労は大変なものでした。僕に稼ぎがないので、世話をするにも充分な世話ができずに、本当に大変でした。知恵を絞って病院を渡り歩いたのちに千葉の介護施設に入所させたのですが、しばらくすると呆気なく死んでしまったのです。

それはともかく、義父が西葛西に住んでいた頃、その前にある「大型スーパーのレジの女性が気に入らない」とその女性を遠くから睨んでいたのが、恐ろしかったのを記憶しています。「そのレジの女性に何か危害を加えるんじゃないか?」なんて心配したものです。それだけでなく、当時世話をしてくれていた介護施設の人間への好き嫌いもあって、嫌いな人間に対しては特に理由もなく大声で叫ぶんです。徘徊して駅前で転倒して大怪我を負い、隣町の警察署から連絡があって引き取りに行ったり、もう、義父のことでは、色々なことがあって、思い出すのも辛いんです。

既に書きましたが、今回事件があった戸田市の病院にも1度だけ前立腺検査のために伺ったことがありました。この病院では前立腺の検査のために便器に座らせて採尿したのですが、その前に「ウンチをしちゃダメだよ」と言ったのに義父は大量に排便しちゃったんですね。太くて長い立派なウンチだったのを記憶しています。

今回の発砲事件で思い出したのが、2016年に宇都宮市で起きた「連続爆発事件」です。同市内の3ヶ所(コインパーキング、公園、住居)で手製爆弾を爆発させ、被疑者も公園の爆発で死亡したのですが、3ヶ所のうちのひとつである彼の自宅にも爆発物を仕掛けて火災が発生したのです。

被疑者の動機には、彼の退職金で妻が宗教団体に2000万円を寄付して夫婦仲が悪化したということでしたが、彼の妻は、被疑者の話は、すべて嘘、「妄想の産物」と主張しました。

事件の真偽は不明ですが、妄想によって生まれた怨恨によって、関わりのない人間たちが被害に遭うのはどうかと思います。

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