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2020.4.24.FRI 君は仏さまのよう

よく晴れて肌寒い朝。風も強い。
今日こそはいろいろ進めるぞ。まずは新しいプリンターの接続から。

フリーで仕事していた頃はじゃんじゃか書類をプリントアウトしていたので、ブラザーの電話FAX複合機タイプのプリンターを酷使していた。
家電も年をとりまして、いつのまにかMacBookとプリンタのUSB接続がうまくいかなくなり(Wi-Fi接続機能なし)、仕事も気づけばお茶屋になり、メニューのプリントアウトくらいならコンビニ出力で間に合うようになった。

なのでほぼでかい電話機となった旧プリンタの上にはうず高く本が積み上がっておる。これを移動させるところから。つまり移動先の本棚の片付けからスタートとなる。まじか。
長年見ないように暮らしてきた本棚には一分の隙もない。結局本の山が隣の部屋に移動しただけ。いつかやる。今じゃないでしょ。

「え、プリンターの上にプリンター??」
そうだよ歴史は積み重なっていくのじゃ。

しかしプリンタの設定は思いのほからくちんだった。わたしでもできた。印字も鮮やか!早く買えばよかったわ。

さて次は通販サイトの登録の続き。と思ったら昼。
ちゃっと部屋から出てきた息子が「この豚肉使ってもいい?」などといいながら鮮やかに焼きそばを作ってくれた。うまかった。食後の皿もさっと片付けて洗ってくれた。夢じゃなかろうか。

そしてなんとパジャマを脱いでお出かけの支度をしてるではないか!
靴を履く息子を見るのは何日振りでしょうか。
「ちょっとおやつ買いに行ってきます」とコンビニへ。
シャバの空気はちべたいね、などと言いつつ。母は店へ。

今日はいよいよシーンとしてる。来客なし。
パソコン開いて続きの作業をする。
尾道の今川さんと新茶のはなし。新しい「雲間の光」青春ブレンドのイメージをメッセンジャーでやりとりする。
鹿児島ニューカマーな産地の名を聞いた。品種も。どんなんだろう。楽しみ。季節は、自然は、じゃんじゃんうごめいています。

通販というのはややこしいもんだ。送料どうすんだとかいちいち悩む。
5時になったので閉店、と思ったらお茶ボトリング所望のお客さん来店。

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こういうボトルにお茶を淹れる。小さい急須で5煎か6煎くらいで満杯になる。茶壺から茶殻を取り出して、小さなチャック袋にいれて一緒にお渡ししている。台湾の烏龍茶はまだまだ出るからだ。さすがに6煎淹れた茶葉にもう力はないけど、ボトルに戻して水注いで冷蔵庫にいれといたら美味しい水出し茶ができる。
テイクアウトはじめて2週間とちょっと。マイボトルを持参されるお客さんがなんども来てくださるようになった。
「お茶がほんとに美味しくて。いただいた茶殻もしつこくだして美味しかったわー」 よかった。

帰宅してごろんとしたら、睡魔に襲われうとうとしてしまった。
たいした仕事もしてないのにな。

それでも疲れている。たぶん作業の途中で調べ物をしてるはずがいつのまにかタイムラインを見聞きしてしまって、流入してくる情報や感情のせいだ。
とくに、なんとなく知ってる人が冷静さを失って語気を強めたりイライラしたりするのを垣間見るのはつらい。
家にいる時間が増えたから、積み上げていた本も読めるだろうと思っていたけど、なかなか読み進めない。集中力が続かないというか。
そわそわしてるとなんか安心して楽しめないような気がする。

そんなときたまたま見た動画に、心底にんまりした。

バーチャル背景で弾き語るシリーズ。広島が産んだ偉大なる天才奥田民生氏の「俺のギター」だ。まあ見てみて。

ついてるコメント
「なんだかトゲトゲした気持ちだったけど笑って忘れてしまいました。ありがとうございます。ドラムソロ自由だなw」
「楽しい!嫌なこと忘れられた!」

“いまこそみんな手を取り合って”
“ともに戦おう!”
などという余計なことは一切言わず、淡々と、ただ楽しそうにギター弾いて歌ってる。力抜けてて、ほんとに自由。
そういうのが今なんと心地よく感じられることか。

雨降りでも気にしない
遅れてても気にしない
笑われても気にしない
知らなくても気にしない
君は仏さまのよう
広野に咲く花のよう
「マシマロ」

こういう人でありたいと常々思っていた。
「俺のギター」もいい歌詞なんだよなぁ。

「俺のお茶」淹れるっす先輩。押忍。

本日の入浴剤は「日本の名湯シリーズ 登別カルルス」白濁湯。

今晩のごはんは、広島市中区在住高校2年生寺本くんからのリクエスト、
麻ー婆ー豆ー腐!
と盛り上がりつつビール注ぐ。カラ元気でも出さねえとやってらんねえよ。
薬膳の先生が作っていた「新玉ねぎのスライスにポン酢とオリーブオイルかけたやつ」うまかった。

明日は店休み。今日もたぶん無事だった。おやすみなさい。

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