ソノことを書こうとすると逃げていくアレは、たぶん全世界の共通項。
温度計を見ると、23℃。半袖のセーターを着ていて窓は網戸にしていても寒くない。暑くない。
一年を通じて、ちょうどいい体感温度は本当に数日しかないように感じる。
「暑い」
「寒い」
と、どちらかを口にしてカーディガンを着たり靴下を重ねたり、している。
ちょっと寒いと電気の座布団のスイッチを入れて足元に赤外線ヒーターもつけたり消したりして忙しい。し、暑ければ扇風機をまわし、31℃にもなればずっとエアコンで涼んでいる。
今こうしていても、
あっ、ちょっと涼しくなってきた、とか感じているけれどももっと仕事に集中していれば何も感じない。寒くて腕に鳥肌がたっていても暑くて汗びっしょりになっていても、あとで気がつく。
パソコンを打つ手がうまく動かない。
あれ?どうしたんだろう・・
ああそうか、かじかんでいたのか。
腕をのせている小さなクッションに汗のシミができている。
あれ?なんだこれ?・・
顔から汗が垂れていたのか、そうか。
集中していると、五感が働かないのかな。私の好きな“どこかへ行っている”感覚に近いけれど仕事の集中は気持ちが良いところではけっしてない。
結果として、よく書けた、うまくいった、ということはもちろん嬉しいことだけれどそれは今日も屋根の下で眠れるという喜び、暑い寒いを避けられて気持ちよく過ごせることへの感謝です。
全身でどこかへいっていて感じる喜びは、ぼ〜〜〜っとしている時にやってくる「あっ、ソレ」というつかめない「ナニカ」。
美しい言葉だけで書きつらねられた小説の中で、その内容や文章とは関係なくやってくる「あっ、」という瞬間。です。
たぶんソレはみんな誰でももっている、どこかへ還っていく時に必要な感受性なのだと思うけれど、
私のようにヒマじゃないからね!
こんなに忙しく、(今は特に)朝起きたらすぐにパソコンに向かい、夜中までパタパタカンカンと、何を書いているのだろう。何をコピペしているのだろう。何を聞いているのだろう。誰とZOOMでお話ししているのだろう。と覚えていないくらい、人生で初めて24時間が足りないといっている人の意味がわかったりしているのだけど。
でも、私はとてもヒマだなぁ、って感じているのですよコレが。
不思議です。
ヒマだから、ナニカしようとしていて、いろいろなことに手を出しては少しできるとすぐに飽きての繰り返し人生になっちゃってます今のところはね。
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