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ソーミンチャンプルー 〜オリオンストーリー spin-off vol.1

連載させていただいている『オリオンストーリー』の記事内に書き切れなかったことを、マガジン「沖縄の食のトリセツ」、そして「沖縄の器」と絡めて少し書きます。
ウチごはんが楽しくなるきっかけになれば嬉しいです。

沖縄の食のトリセツ

□ 味
これまでもトリセツで「味の基本は塩と味噌!」書いてきたように、ソーミンチャンプルーにおいても塩の役割が重要。
そしてツナのうま味が全体の味をまとめてくれます。
うま味 + 塩 = 沖縄の食の基本 です!

□ 調理法
茹でた素麺は洗ってぬめりをしっかり取ること、フライパンに投入したら一気に仕上げること。
シンプルなようで重要です。

そしてmustではないんですが、私は、麺をフライパンに入れると同時に、水か鰹だし汁を一緒に加えています。
麺がほぐれて炒めやすくなるだけではなくって、水分の蒸発熱で一気に麺が温まるからです。
鰹だしを入れるとより美味しくなることは、那覇・新都心にある割烹「楓」のご主人に教えていただきました。
楓のソーミンチャンプルーは本当に美味しいんですよ ^ ^

沖縄の器

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メイン画像は読谷山焼北窯・松田共司(まつだきょうし)親方の作品。
1〜2人前の料理を盛り付けるのにぴったりな7寸皿(21〜22cmくらい)で、伝統的な深型です。
この深型の器は、炒め物にしても煮物にしても、汁気の多い沖縄の料理に向いています。

形は伝統的なんですが、敢えて柄を入れずに抑えたデザインだからでしょうか…どんな料理にも良く合います。
ブルーとグリーンが混じり、少しくすんだ釉薬がステキじゃないですか。
カレーにもパスタにもチャンプルーにも煮物にも、何でもOKな一枚です。

アレンジレシピ(海老入りソーミンチャンプルー)に使っている器はエドメ陶房さんの7寸皿。
松田親方の器とは対照的に浅型で、今っぽいスタイルです。
スクエア型やオーバル型といった、伝統的なやちむんにはない形を色々作っていらっしゃるので、そういう物を探したい時には特にオススメ。
ポップでダイナミックな柄もかわいいですね。

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では、本編を…




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