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勝手にやんばるPR #22/60|9月4日は「クースの日」〜名護の泡盛仙人から学ぶ

9月4日は語呂合わせで「クース」、泡盛・古酒(クース)の日!
戦前には300年ものが古酒が存在したと言われる、琉球文化が誇るべき酒・食文化です。
熟成が進むほどに、まろやかで甘く芳醇な風味へと変化していきます。

ウイスキーやブランデーといった洋酒の年代ものと違うところは、瓶詰めした後でも古酒化が進むこと。

(洋酒は主に樽の力を借りて古酒化し、樽から出してしまうと古酒化が進みにくいと言われています)

瓶熟成が進むとはいえ、何もせずに放置するということでもありません。
「仕次ぎ」という手法が加わることで香りや風味に変化が現れるということが、2021年に沖縄国税事務所から発表されました。

https://www.nta.go.jp/about/organization/okinawa/sake/shitugi/pdf/12210704.pdf


昨年、仕次ぎ・古酒文化の専門家である島袋正敏先生がレクチャーする「仕次ぎ・古酒道」の動画にご一緒させていただきました。

古酒を育てるということは、美味しく飲むだけではない、豊かな人生を繋いでいくためのスローフード文化でもあることを感じていただけるのではないかと思います。

ちなみに泡盛古酒の仕次ぎと、ほぼ同じ手法で熟成させるのがスペインのシェリー酒。世界に共通する手法です。


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