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生まれるはずの「もう1作品」を創る。Ciroci inc.設立のお知らせ【プレスリリース前note】

2021年1月18日、Ciroci inc.(シロシ株式会社)を設立いたしました。
独立クリエイター/アーティストのための会社です。
以後、お見知りおきを。

ちょっと自分の話も多くなってしまうんですが、何をしたくて、どうやってやるのかを書いてみました。読んでもらえると嬉しいです。


1 「創造」は連れ出してくれる

「社会」では比較的うまくやっていたほうだと思います。好きだなー、やりがいあるなーって仕事を毎日して、充実感とともに夜眠りにつく。


そんなとき、突然ふいに何も手につかなくなりました。


自分でもよくわかりません。なにもしたくない。今自分がやっていることが社会的に重要だし、緊急だってことがわかってても何も出来ないんです。混乱しました。涙が出ました。怒鳴り散らしました。


何も出来ず、起きて、ご飯を食べて、寝る。それだけの日々。
文字を追うのも辛い。「生産性」「優秀」「インパクト」そういうった言葉の並びを見るとどうしようもなく「うううっ」ってなってしまう。


そんな状態でも出来たのが、「自然にふれる」こと。
森を見て、木に触って、水面を眺め、黒鯉を愛で、白鷺に驚く。
なんかそんなことはできました。


もう一つできることがありました。それは「アートにふれる」こと。
造詣なんてまったく深くないので、わからないんですが、横文字の名前の人の昔の絵をみて、「あぁいいなー」って思ったり、陶器?茶碗?みたいなのをみて「かっこいい」って思ったり、描き込まれまくったイラスト見て「よきだー」と思ったり、57577に込められた誰かの歌にしびれたりしてました。


なんかその時思ったんですよね。

アートは、「社会」の外の、世界にちゃんと連れて行ってくれる。

そんなふうに。
そしてすっごく楽になりました。

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Water Lilies
Date : 1906
Artist : Claude Monet French, 1840-1926


その時くらいから、アートは「社会」のために使うものじゃない、「必要性」とかそういうものの外にずっといてほしいって思うようになりました。

また、アートというものに高尚さとか求めず、普通に僕がふれたいからふれてるんだという単純な状態になってきました。


2 アーティスト/クリエイターの状況

絵、音楽、マンガ、イラスト、短歌、陶器など、ぼくがアートだと思うものに触れていき、世間的にはそれらを創り出す人をアーティストというよりもクリエイターって言うんだってこともわかってきた頃(なので、以下では「アーティスト/クリエイター」といいます)、その人達を取り巻く環境も少し見えてきました。

中でも一番大きな動きとして

独立アーティスト/クリエイターが増えている

事が挙げられると思います。

要因はいくつか考えられ
・プラットフォームの充実による個人の活躍機会の増加
・Topプレイヤーに所属のメリットを感じてもらうのが難しくなった

などが大きいんじゃないかと。


なので、時代の流れ的に、これからも独立アーティスト/クリエイターは増えていくんだろうなと予想しています。

一方で、そんな独立アーティスト/クリエイターであっても、できるならば誰かに頼りたい機能があります。
それは、バックオフィス機能(法務、経理etc..)です。

これはいろんな方とお話ししてもでてくる話で、内製化するのは大変だし、かといってクリエイター自身がやるのは作品に注ぐことができる時間が減ってつらい、また素人判断は危ない、など、そりゃそうだよなという。


あ、それやろう。


自然にそう思いました。
そうするとですね、弁護士というキャリアも、アカツキに最初期からジョインしていたことも、自分で会社を立ち上げて経営していることも全部、よりきらめき出したから不思議です。



3 所属という形からパートナーへ

そこで、始めるのは

独立アーティスト/クリエイター向け、バックオフィスパートナー会社、Ciroci inc.です。

わかりやすいく今までの芸能事務所やYoutuberの事務所などと比較すると、この部分を担う会社になります。

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所属という上下になりがちな関係から、フラットな横のパートナー関係へ。

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そのため、すでにどこかと契約している場合でも大丈夫ですし、創作活動の方向性もクリエイター/アーティスト自身が決められます。

ともすれば、所属関係の場合、事務所利益との対立にもなりえるのですが、横の関係にすることにより、Ciroci inc.は、独立アーティスト/クリエイターが本来実現したいことを一緒に実現していくビジネスパートナーとなります。




4 サービス内容

具体的には、バックオフィス機能のワンストップサービスの提供です。

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法務、経理、財務、労務、総務などですね。
(弁護士法との関係等はまた後日)

独立クリエイター/アーティストが、まるで1つの会社を経営するほどにリスクをヘッジし、どんどんチャレンジできるような体制を整えます。


たとえば、こんな悩みが生じたとき、最初に相談できる場所としてCiroci inc.は存在します。

・新しいチャレンジをしたいけど、これ法律的に大丈夫かな...

・炎上するかもしれないから、最初に誰かにみてもらいたい...

・金額が大きいから、ちゃんと契約書をつくっておきたいけどどうしよう...

・会社にしたほうがいいと言われてお金出してもらえそうだけどほんとにいいのか...

・他のクリエイターさんとどんな契約にすればいいんだろう...

・ギルドで発表したものの権利とかどうしよう...

・確定申告とか税金とかよくわからない...  etc

萎縮してしまって、本来だったら生まれるはずの「もう1作品」が生まれなくなる。そんなことを避けて、一緒に「もう1作品」を創っていくために、Ciroci inc.は存在します。



5 名前に込められた意味

Ciroci inc.とは、「しろし」のこと。白の由来。
「しろし」はもともと、「いとしろし=いちじるしい」から生まれた言葉です。

その由来からもわかるように、かつて、日本語の「白」は突如として現れるといった可能性を表す言葉であり、混沌からその対極へ向かおうとする志向をも意味します。また「白」は光のすべての色を足した色でもあります。

カラフルで、一夜にして違う世界を魅せてくれるアーティスト/クリエイターのパートナーは、誰よりも「白」くありたいなと、Cirociという名前をつけました。

ロゴできました!





6 最初の一歩

Instagramやtwitterなどで継続的に情報発信してますので、よければのぞいてもらえると嬉しいです😊


https://twitter.com/kun1aki/status/1435445699508723713?s=20






7 さいごに

独立クリエイター/アーティストの方々は、世の中へ出す前で、かつ、どうなるかわからない段階で、創作をされてます。(そういう意味で、リーンとかあるスタートアップよりも難易度が高いなって思います。)

そういうクリエイター/アーティストのみなさんの、本来だったら生まれるはずだった「もう1作品」、それがこの世界からなくなっちゃうのは本当に悲しい。
そしてこれは僕個人がただただ悲しいだけじゃなくて、これを読んでくださっているみんなの世界がちょっとだけつまんなくなることと同義です(言い切らせてください)。

だからこそ、生まれるはずだった「もう1作品」をちゃんと一緒に創って行けたら嬉しいです!
何卒応援よろしくお願いします!


しろしinc.自身、様々な挑戦をしていきますので、良かったらツイッターで継続に見てもらえると嬉しいです。また、いつか頼むかもってクリエイターさんもぜひとも!



ここまで見てくださって...ありがとうございます!! 赤裸々な内容はメンバーシップ(100円/月)に書いてます。初月無料なので覗いてみてください。