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地域の賑わい作り【男鹿の駅前】

子供の頃に男鹿を訪れた。夏の家族旅行だったとおもう。

岩場と綺麗な水色の光輝く透明な海に、それまで海に縁がない地域にいた自分にとっては強い印象を残している。

東洋一の海岸線を持つ男鹿だ。

それから、30年以上を経て、再び男鹿を訪れた。駅前からは元気のない印象を受けるものになっていた。あの時は、車で移動した記憶があり、今のクルマ社会ではこんなものなのかもしれない。

ただ、街の顔である駅前が寂しいのは少し残念な気持ちになって帰った。

数年前に再び訪ねると男鹿の駅は大きな変貌を遂げ、そこを走る列車も変わっていた。


そして、何よりも道の駅オガーレが誕生していた。男鹿の野菜、魚、様々な地元の品が置かれていた。地域の人も観光客も気軽に立ち寄り買物出来る感じがいいなと感じた。

たしか、ハタハタやいぶりがっこなどなんとか持ち帰っていけるものを買って帰った。本当は地魚を有料で捌いてもらえるので、それを宿泊先で食べてもいいなとは思った。

そして、再び訪ねるとチャレンジ施設ということで2つの場がつくられていた。広場や公園もできていた。

駅というものをサラリーマンとして通過点として日常的に利用している。
ただ、学生時代は駅で誰かを待ち、地元の仲間と地元の人間でしかできない話をしていた。

駅や駅前はいつも集まり、関係が形成される場であった。再び、男鹿の駅前に新たなスペースが生まれ、失われかけていた駅の意義を再び取り戻してくれるのではないかと注目している。

また、訪ねてその変化を感じてみたい。今回もハタハタを買って帰り、酒の肴が出来たことを1人噛みしめなが、男鹿線に揺られている。

男鹿の空に虹がかかっていた。新たな男鹿の未来に期待したい。

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