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高2娘の写真がバズって教えてもらったこと

私の写真歴は16年
娘の誕生をきっかけに写真を撮り始めました
つまり娘は高校2年生の16歳 。

昨年の12月
高2娘に渡していたフィルムカメラの現像写真を見てびっくり、さすが私の子供だ!なかなか良い感じの写真を撮ってるじゃないの

せっかくの良い写真だから「娘が撮ったこと」を明記してTwitterに上げてみたところ、いいねの通知が止まらない

お祭りは2日間続きまして、 いいねの数は6253件 / リツイートは195件と、私は 娘が撮った写真で ちょっとしたバズを 経験したのです。

ちなみに自身の写真で一番多く頂いたいいね数は 400程度ですから、チクショー!という嫉妬心が口から溢れましたが、この話には続きがありました。

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1本のフィルムに

バズ祭りの翌日
改めて高2娘が撮った1本のフィルムに写る36枚をじっくり見返すと、偶然に撮れた奇跡の3枚がバズったのではなく、他にも良い写真が沢山あることに気付きました。15枚程セレクトしましたので 是非ご覧下さい。

娘が使ったカメラは富士フィルムのCALDIA SUPER28WPというプラスティック製のチープなカメラでした。


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あなたはシャッターを押す時に・・

昨年末、お世話になっているGallery Room 305にて、オーナーのパイソン中村氏から「なるほど!」と納得するお話しを頂きました。

きっと娘さんはシャッターを押す時、純粋にこの景色をいいなーと思ってシャッターを切っただけで、他に何も考えてないんじゃないかな。

私たち写真を長く撮り続けてる者は、シャッターを押す度にファインダーに映る景色でなく、この写真を評価する人達の顔を見ながらシャッターを切ってるんですよ。

結局、見てる人にはそれがバレるんですよね、写真にそれが写ってるんです。やっぱり良い写真って純粋な気持ちでシャッター押してると思うんです。

このお話しを聞いていたその時 私は 当ギャラリーで展示していた写真を思い出して 「ギクッ!」となりました。

その時、ギャラリーに展示していた作品

まさにこの写真を撮る時、ファインダーの中でこの写真を見る人達の顔を想像しながらバキバキ目のドヤ顔でシャッターを切るという、まさに「欲望にまみれた」一枚でした。

(この展示は匿名で展示され、来場者は好きな作品に投票してベスト10を決めようという企画)集計の結果、数百を越える総投票の内 この作品は3票を獲得したそうです(情けなくて泣けてくる)

というわけで
今年の私はひっそりと純粋にシャッターを切りたいと思います。ご覧の皆さんはこれからも欲望にまみれたシャッターを切り続けて下さい。

おしまい

いいねやコメントだけで十分でござーますよ!!