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その小さな行動と心構えが未来を変える

よく聞かれることの一つに、

「この人プロだなぁと言う人の特徴は何ですか?」

「成長する人の特徴はありますか?」

と、言う質問がある。

特徴という言葉自体がとても抽象的なので、特徴と聞かれたら、

性格(明るいとか、負けず嫌いとか、人が好きとか)

能力(専門知識、基礎知識、分析、関連付け、諦めない/やりきる)

性質(明るい、暗い、一人が好き、人と一緒が好き、情熱を内に秘める(内向的)、情熱を外に表現する(外向的))

など、さまざまな側面から話す事ができると思う。

でも個人的に思うのは、プロの在り方と上に書いた性格/能力/性質などに全員に共通しているものはないように思う。

これらの要素は個別性が高く、かつどういう役割や分野で活動をするのかにも関係してくると思う。

伝達する人
研究する人
誰かを支える役割の人
なにかを発想する人
なにかを作り出す人

陶芸家
漫画家
ヨガインストラクター
トレーナー
医師
看護師
教員
営業職
事務職
秘書
販売職
画家
音楽家
リサイクルの仕事
清掃員
新幹線の運転手
駅員
パイロット
フライトアテンダント
グラウンドスタッフ
メカニック
シェフ
ウェイター/ウエイトレス
研究者
薬剤師
保育士
主婦/主夫
などなど

世の中色々な役割をそれぞれが担っていて、それぞれが存在するから世の中が回っている。

ここからはさらに私見ではある。

ここでは「プロとは?」ではなく、「成長し続ける、結果その道のプロと認識される存在になる」と言う観点で考えてみたいと思う。

性質や性格で成長するかどうかが決まるか?と言うと、先にも書いたようにそれは全員に当てはまる絶対的な要素はない。


能力(ここでは学力とする)によって、成長するかどうかが決まるか?と言われたら、多少は影響はあると思う。成長に天井があるとしたら、おそらく一人一人の天井の高さは異なっていて、学力的な要素は、その人が到達できる天井の高さに影響を与える事もあると思う。

受験勉強がネガティヴに言われがちだが、取り組む姿勢、なにになるかわからないけどとにかくやると言うその経験は、いろいろな場面で役に立つ事もある気がする(受験勉強だけでなく、スポーツや習い事でもとことんやり切ると言う経験をした人は、それは宝になると思う)

ちなみに能力には色々な種類が存在し、それは持って生まれたものだけではなく、後天的に育てるものも多い。

ability(能力)の定義の一つを見てみると、「何かをうまくやる力/the power to do things well)と書かれており、

能力は
認知(cognitive)
身体(physical)
感情(emotional)
に分けられると言われている。

つまり身体的なしなやかさ(motor skill)や、身体的な強さ(Strength/Stamina)と言う能力が影響を与える事もあるだろうし、感情表出、感情表現、感情コントロールと言う能力が影響するものもある。

そしてそれらは役割によって、その種類/要素は異なるだろう。


では成長する人の特徴ってなんだろう、、、と考えた時、一番わかりやすいのが「行動」にあると思っている。

どういう行動を取るか、には比較的共通した特徴がみられる。

例えば私が知っている成長し続ける、周りの人たちにプロとして認識されている人たちを振り返ってみると、

時間に厳密である(タイムマネージメントができている)

準備を大切にする

常に相手を思って行動を考える

相手に必要以上に自分の為に時間を取らせない
(何かをお願いするときなど、相手が困らないように的確に伝えたり、自分側で出来ることをしっかりとやって、相手に必要以上に手間を取らせないようにする)

自己の行動を自分の視点と第三者の視点から振り返りをする

ざっくりとこう言った特徴が必ずあるように思う。

こう言ったことは性格や性質で片付けられるものではなく、行動特性ではないだろうか。

その行動の先に成長があり、どういう行動をすれば、その行動の先に目指す姿があるのか、を考え、そして今できる行動をする。

能力とか性質とか性格とかで足踏みをするのではなく、行動する事それ自体が大事だと思えるかどうか。

そうは言っても、どう行動すればいいかわからない、、、と言う人も必ずいる。

私が若い子達に言うのは、誰よりも早く来て、後から来る人の行動を観察してみなさいという事。

どういう風に入ってくるのか
どういう準備をしているのか
どんな風に人と接しているのか

行動を見ていると、「この人できる人だな」と言う共通点が見えてくる。


セミナーなどを見ていると色々な発見がある。

どこに座るか
机の上の整え方
カバンの置き方
質問の仕方
人との会話
挨拶の仕方

そしてセミナーを主催すると、講師の人たちに共通する行動特性もある。

と、ここまでは、実は3ヶ月くらい前に書いて下書きに入っていたもの。

今日、Perform Better Japan Summit 2022を終え、帰りの新幹線でふと開いて、なんとなく書き上げたいと思った。

今年登壇していた講師陣の多くとは長い付き合いで、私よりずっと若い世代の彼らをちょっとだけ離れたところで見てきた気がする。

彼らとの出会いのタイミングは様々だが、高校生の時、大学時代、大学卒業後、最初の職、職を変えて、施設を持つ、独立、、、いろいろな過程を通してきた彼らと接する事で、そのパワフルな生き方、進み方にいつも勇気をもらう。

この30、40代の彼らがワクワクと活躍ができる場があれば、未来は明るいって、いつも思うから、助けにはなれないかもしれないけど、せめて邪魔しないようにしよーって思う。

今回の受講者は例年以上に若い人たちが多くいた気がする。

講師陣の圧倒的な知識を身を持って感じることができたと思うけど、それと同じくらいに情熱も届いたはず。

彼らの人としての考え抜くその姿勢も伝わったらいいなぁって思って、会場に一緒にいたんだけど、ちょっとだけ外から見ていた2日間(もちろん私も受講者としてメモとって勉強させてもらったけど、長老扱いで、みんなが優しくしてくれる、苦笑)

ヘルスケア、スポーツに関わる、運動指導、運動を通した健康のサポートに関わる人たちが、この世界のフロントランナーとして未来を豊かにする、そんな存在になれるように、まだまだやれることはあるな、、、とも思った週末の終わり。

今回を振り返って、まずは女性たちが結婚、出産、子育て、介護などなど、家庭状況に適応しながらも、学びを共有できるプラットフォームというか、対話できるコミュニティは絶対的に必要だなぁと感じたこと。

ただそれを「女性のための何とか、、、」にはしたくない、のが私の基本スタンス。

そうではない、でも女性が持つ社会的な役割を最大化する学びとコミュニティ形成はできないものだろうか、、、と。

同時に女性自身がもっと考え続ける事も大事な気がする(考えていない訳ではない、でも結論を棚上げしているケースも多い気がする。ただその整理を手伝ってもらえる事がきっと必要なのかもな、、、と)

今日の小さな行動が、明日そして来年の自分の成長に繋がっている。

その誰かの成長の力になれたら、そんなに幸せなことはない。

あなたの今日のその小さな一歩が、未来を変える力となる。

林先生じゃないけど、考えて待つより「今でしょ!」

今年のPBJS2022に参加された全ての方の未来が楽しみです!

今年の大きなセミナーイベントもあと一つ!(
Linkrease Festa)

誰かの未来を一緒に見れるように、また明日からがんばりまっしょ!



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