ギィーとなく鳥
体験者さんは、最近のブームもあり「キャンプ怪談」をやろうと友達数名とやろうとなりました。
元々は陽があるうちにテントなどをセットする予定だったのですが、1人の男の子が寝坊で大遅刻したため…
現場についた時は、もうすでに真っ暗でした…
とりあえず灯りが必要だったので、人数分の懐中電灯を渡して電気をつけようとしたら、不思議なことに懐中電灯がつかないんです…
それもひとつだけでなく、全部の電気がつかないんです…
友達には「お前電池入れたか?」や「入れ間違えてない?」と聞かれたのですが、そんな事は絶対にないんです…
だって家を出る前に電池を入れ、ひとつひとつ確認したんで絶対にないんです…
あとは携帯の灯りしかなく…
その心細い灯りを頼りに奥へ進んで行きました…
ある程度奥に進んだところ友達が「うわっ!!何かに頭触られた!?」と言ったので、オカルト好きな僕達はじゃーここにテントはって怖い話しようとなり、そのあたりにテントをはり、みんなで真っ暗な中買ってきたお弁当を食べながら怪談を始めました…
たまに聞こえる「ギィー」となく鳥の鳴き声がまた不気味さを演出していて、ゾクゾクしながら楽しみました。
そのまま朝まで怪談を話していると…
突然強風が吹き「うわっ」とみんな驚いていると、鳥も驚いたのか「ギィーギィーギィーギィー」とかなり騒がしくなきはじめ、その鳴き声の方に目を向けると…
それって鳥じゃなかったんです…
首をくくってなくなっている男性の遺体だったらしいです…
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