見出し画像

Back to the late 90’s 第26話 SUNSPLASH CAFE②


前回『SUNSPLASH CAFE①』の続きで、まさかのレギュラーDJへ、オファーくれたのは、CHAPPYさんだった!


『Back to the late 90’s 【番外編】第5話』でCHAPPYさんの事は、少し書かせてもらった通り、当時、関西を代表するHIPHOPユニットWORD SWINGAZのバックDJをはじめ、『BLACK NIGHT』でもレジデントをつとめられていた実力派DJで、また当時の関西HIPHOPシーンにおいては、R&Bも積極的に選曲される貴重な存在だった。


CHAPPYさんと初めてお話させてもらうようになったのは、私の記憶を辿ると、確か『Back to the late 90’s 【番外編】第6話』で登場したJELLYBEANだった筈。


当時のCHAPPYさんは、なんと言ってもアフロヘアーが印象的で、アメリカのSOULグループARCHIE BELL & THE DRELLSのメンバーJAMES WISEに「どこくなく似ているなあ」と思っていた。

ARCHIE BELL & The DRELLS。1976年リリースのアルバム『Where Will You Go When The Party's Over』ジャケット。左から2人目がJAMES WISEで、私の記憶に残るCHAPPYさんの笑顔に似ている。


そんなCHAPPYさんは、DJ以外にも当時アコースティック・ギターを学ばれていたようで、ギターを担いで歩いてる姿を、たびたびアメ村で見かけた記憶があり、「DJも勿論だけど、俺は根っからの音楽好きで、今ギターを弾けるようにしようと思っているんだ」と話されていた。


CHAPPYさんは、私を見る度に「クエー、元気?」と、私の名前を「クオ」ではなく「クエ」と呼んでいた。内心「クエって俺は、魚か!!!」と思っていたが、悪気は無かったようで、間違って覚えていたらしい(苦笑)。


CHAPPYさんと話すようになって、『BLACK NIGHT』にも遊びに行くようになってから、暫くすると「なあ、クエ。俺さあSUNSPLASH CAFEで、$HIN君と毎週金曜日DJをレギュラーでする事になって、それでクエも一緒どう?やらない?」と声をかけてくれた。


「$HIN君」とは、G.M.YOSHIさんやDJ SHARKさん等と共に、関西HIPHOPシーンにおいて類い稀なスクラッチ・パフォーマンスで、その名を全国的に轟かすターンテーブリストの$HINさんだ。因みにアルファベット表記が「SHIN」ではなく「$HIN」なので、「ドルシンさん」と呼んでいた。

DJ $HINさん。

そんな$HINさんとCHAPPYさんが、DJをしている金曜日のSUNSPLASH CAFEへ遊びに行ってみるとー、そこはー……

つづく……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?