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地をなでるようにフーッと ひと呼吸したぼくは くるりと周りを見渡した グーッと伸びる身体 …
あの鳥の鳴き声は メロディーに乗って ぼくをかすめた 見上げれば 木々のさざめきの中に 青空…
水が入ったコップ 氷がほのかに キラリと浮いて カチンと おっちょこちょいにも 頭をぶつけた…
ぼくの部屋の天井に 夜空が貼りついていたのなら なにが起きるんだろう? きっと真っ暗で 星…
窓の外は ジメジメした空気に 覆われている 顔を突っ込めば きっとべちゃべちゃ するんだろう…
レースのカーテンを 揺らしたのは誰だい? 小さく揺らめいた あの子のように 風じゃない き…
淡い光たちが 霊魂のように ひしめいて漂っていた 昇っていけよと 祈る言葉が ぶっきらぼうに 放たれ ぼくは立ち去った 迷い込んだ聖域で 彼らは ぼくを待っていたとでも いうのだろうか?
さあ、あの青空に 駆け出していこう 一歩、前へ 必ず手が届く そう信じて ぼくらの翼は 希望…
ぼくはたそがれていた 夕方の風に吹かれて 世界ってなんだろう? ぼくってなんだろう? ため…
大きな木の下で 彼は風に吹かれていた 心地良さそうに 座る姿は まるで風と 会話をしているよ…
指で弾いた 独りだけの空気 パッと放つ 華麗な手つき それはまるで 魔法使いのようだ 朝は…
明るい散歩道を 軽いステップが 楽しげに跳ねた 日差しは 優しく照りつけ 風は ヒューッと吹…
めまいを起こした ぼくは 色づいた粒子になり 空へと昇っていった 雲の中に飛び込んだ 意識は…