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ジョブズの自転車の考察で考える、人類にとってのChatGPTの意味

ジョブズは『スティーブ・ジョブズ1995~失われたインタビュー』というインタビューの中で、子どもの頃に見た雑誌の企画をこんな風に回想している。

子供の頃、ある雑誌を読んだんだ。
様々な動物の移動効率を計測したもので、(中略)1キロあたりの消費カロリーをヒトも含めて比較していた。
一位を獲得したのはコンドルで人間は下から1/3くらいのところにいた。
しかし、誰が閃いたのか、「自転車に乗ったヒト」も測られていた。
コンドルなんて蹴散らしていたよ。
この記事に私は強い衝撃を受けた。
人間は道具を作ることによって生まれ持った能力を劇的に増幅できるんだ。
(中略)
これまでの歴史を通し、人類が発明したものの中で、コンピューターが一番か、それに近い重要性を持つ。
私はそう確信している。

『スティーブ・ジョブズ1995~失われたインタビュー』

パソコンが普及し、iPhoneによってスマホが普及し、今やみなが能力を増幅させる装置をポケットに入れている。

しかし、2023年時点で最も注目を集めているツールはChatGPTだ。
ここからは自転車になぞらえてChatGPTを始めとした生成系とどのように人類は付き合っていくかを解説する。

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