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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第181回 「note公式イベントに参加したことで考えた障害者のイベント参加の難しさ」ってお話

登場人物

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本題

[く] こんばんは。くらげです。

[寺] こんばんは。寺島です。

[く] さて、季節の上では秋も深まり…なはずなのですが、一向に涼しくなりません!

[寺] わたしも珍しいことに2週間続けて体調が悪いです…。毎日2回寝ています。時間がとろとろ溶けてなくなってゆく…!

[く] 私も休日(と設定した日)には半日はぶっ倒れているような状態です。また超大型台風も接近してくるようなので当面は気圧性の体調不良と戦うしかないですね…。すでに目がうつろになっていますよ...。ここのところ、だいぶ会議や打ち合わせ、イベントが続いていて、先週は土日を含めて仕事で外出してましたから、体力は枯渇寸前です。

[寺] ああ、そういえば先週は、この連載を掲載している「note」の公式イベントに参加していたんでしたね。私も興味があります。どんなイベントだったんですか?

[く] はい、「noteのつづけ方2」というイベントですね。noteを始めたけどどうやって続けたらいいかわからない・noteを最近続けられてないという悩みを解消するイベントでした。

[寺] このnote連載は月額マガジンとしては最古参の方だと思いますが、もしかしてそれで「つづけ方」のイベントに呼ばれたんですか?

[く] 呼ばれたというわけではないんですが(笑) noteの公式イベントには一度行ってみたかったのと、今回のイベントで登壇されたのが「ミライロ」というある意味同業者の社員である岸田奈美さんだったんですよね。それで興味があって。

[寺] メタ情報で!(笑)

[く] イベントの内容が面白そうかどうか、で選ぶと「聞こえないのですごく頑張ってないと理解できない」「ADHDなのでそもそも座っているのが辛い」というキツさでひょいっとはいけないんですよ。この前話がありましたが、「誰かに会える」だと行けてしまうので…。

[寺] 刺激が「内容」よりも「人に会う」というところに特化しているのはこの前判明したところですが、今回もそうだったんですね。

[く] それで、ライトニングトークというものにも出させていただきました。

[寺] 登壇したんですね。ライトニングは電撃とか稲妻という意味で、短くて刺さる話~みたいなやつですよね。

[く] 概ねあってます。ライトニングトークという言葉を今回初めて知ったんですけど、主にエンジニア業界で5分以内でコンパクトなプレゼンをすることを指すそうです。でまぁ、今回は「ゲストから5分くらい話したい人を募集します」とあって、「んじゃ、180回続けてたこと話します」と応募フォームから投稿したら運営から「じゃ、やって」と(笑)これで途中話せるから最後まで黙って座っている必要がない!と嬉しかったですよ。

[寺] 喜ぶところそこなの!?

[く] イベント参加って基本的に苦行じゃないですか。聞くのに集中力がいるのに集中力が続かないし。聴覚&視覚過敏も辛いですよ。

[寺] 人が集まるところだと余計にADHDっぽさが出ちゃうんですねえ。

[く] 私はざわざわしてるともう頭が痛くなってもう途中からは大体覚えてないです。だいたい1時間超えたころから「早く終わらないかなぁ」ってなります、どんなに面白くても。

[寺] 私は一応は最後まで聞けるんですけど、人にアタって疲れが翌日から出ます。…若さ?

[く] 筋肉痛じゃあるまいし(笑)まぁ、今回は話を自動的に文字化してくれる「UDトーク」を許可を得て持ち込んだわけですけど、それでも途中から疲れてあまり覚えていないんです。まぁ、前半だけでもめちゃくちゃ濃かったですよ。youtubeにライブ中継したものがありますので、ぜひ見てみてください。

[寺] 最近は中継&公開が本当に楽になりましたよね。くらげさんが興味をひかれたトークとかありますか?

[く] 私にも関連するところとしては「組織と個人の境目」というテーマがありました。個人で発信する場合と会社の名前を背負って発信する場合の区切りというか。

[寺] ああ、はいはいはい。「変な事務職」の直面する課題ですよね。

[く] 「変な事務職」とは寺島さんの造語で「会社からなにか権限が与えられているわけでもないのに、個人と所属先の名前を出してSNSをやりまくる謎の人、というポジション」ですね。

[寺] あ、いや「変な事務職」という言い方をしたのは最初かもしれないですが、ネットでは少し前から「最近なんか変な事務職増えたよね~」みたいな話はそこかしこで聞いてたんです。正確に言えば「会社から広報的な立ち位置を求められていて、発信して!って言われてるけど何の権限もないので個人名で個人の権限の範囲でSNSで発言している人」…ですね。

[く] 会社の業務としてやっているんですか。その辺は以前事務をしていた頃のボクとは違いますね。

[寺] こっそりやってるとかじゃなくて、完全に広報活動としてやってます。少し大きな会社だと広報のチームや、システムに明るいWeb担を置くところですけど、最近はサイトの更新もCMSでやる所も多くてITの専門的な知識はなくてもいいやとなってきた、それで内勤の、普段LINEやTwitterを使っていてSNSに慣れてる事務の人とかに仕事を振っているわけですよ。

[く] イベントでは、匿名で発信する場合は何を書いてもいいけど、会社の名前を名乗るならブランドを絶対に毀損するな、というある意味当たり前なことを言ってました。

[寺] なるほどー。そりゃあそうなんですけど、意外と難しいものですよ(笑)だって、現場のWeb担が会社の業務をすべて知っているわけじゃないもの。単純な話、「この商品はあれとかあれとかとは違って、こういうところがすごくいい!」と言ったとしてWeb担は知らないけど、全然売れないから次世代は「あれ」みたいな商品にバージョン変更しようとか上層部で話が進んでいる場合もある(笑)

[く] うわぁ、すごく生々しい!

[寺] だからって、社内の情報を全く出さないと、プレスリリースリツイートボットじゃん!ということになるし…難しいですよね。会社のサービスにはあまり触れず、自分のキャラを濃くして印象つけようとする方向性が今はちょっと流行ってるかな。逆ベクトルで創業社長自らnoteをやって、その交流窓口にTwitterを使うというパターンも増えてきましたね。

[く] それに関してはnoteでも企業向けのPROとか出てきましたけど、どう使うか、というのはまだ手探りなところが多い感じがしますね。

[寺] noteもまだまだ白紙の余地が多いプラットフォームですから、これから成長していく中でいろいろと使い方が洗練されてくるのではないでしょうか。願わくばあまり息苦しくはならないように成長していただきたいものです。

[く] まぁ、私としてもいろいろと使い方を模索しつつ、noteを使いこなしていきたいと思います。実りの多いイベントでしたが疲れました。

[寺] と、話は変わりますが、最近うちでは子どもたちが家事を手伝ってくれるようになったんですよ!ここのところ体調が最悪なのでほんと助かってます。

[く] おおー!?というか、これまでしていなかったんですか?

[寺] 今からこれをやるので手伝ってー、というと来てくれるし、作業も問題なくできるんですけど、今日はゴミを出すとか、明日までに洗濯をしないと着る服がなくなるとかそういう時間繰りが入ることだったり、トイレットペーパーの在庫をチェックするとか、布団をそろそろ干そうかとかそういうことには気が回らないんですよね。いわゆる見えない家事が見えてない状態?

[く] ああ、私はそういうポイントが苦手なんですよ。指示はあおが出していることが多いです(笑)

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noteのつづけ方

妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。