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【開催レポート】第4回 食のサステナビリティ研究会 ~フードテック・プラントベースフード~

こんにちは!サステナビリティ推進室です。

今回は、2024年4月23日(火)に開催した「第4回 食のサステナビリティ研究会」についてご紹介いたします。

食のサステナビリティ研究会について

「食のサステナビリティ研究会」は、株式会社クラダシが運営する「クラダシ基金」の活動の1つです。
フードロス、気候変動問題や食料サプライチェーンリスクといった「食」や「農」に関わるさまざまなサステナビリティ課題に対し、情報の収集や発信、交流機会の提供を通じて、解決に向けた食に関わる企業のサステナビリティ推進や共創に寄与していくことを目的としています。

第4回 食のサステナビリティ研究会

今回の研究会では、「サステナビリティ×フードテック・プラントベースフード」をテーマに、講演と質疑応答を行いました。

  • 開催概要

日時:4月23日(火) 16時30分〜20時 (16時30分〜18時:講演 18時〜20時:懇親会)
場所:&BIZ conference 日本橋高島屋三井ビルディング
内容:
0.クラダシよりブリーフィング
1.日清食品株式会社 ビヨンド事業部 渡邊豪様 講演・質疑応答
2.雪印メグミルク株式会社 未来づくり部 石川和男様 講演・質疑応答
3.三井不動産株式会社 日本橋街づくり推進部 吉田信貴様 &mogご紹介
   懇親会
共催:&mog by Mitsui Fudosan

今回は、25社40名の食品メーカーや商社の、営業・マーケティング・新規事業・サステナビリティなどさまざまな部署の皆さまにご参加をいただきました。また、プレゼンターとしてご登壇いただいた日清食品様、雪印メグミルク様をはじめ、会場をご提供・共催いただいた三井不動産株式会社様など多くの企業様にご支援をいただきながら開催に至りました。

・当日の様子

クラダシより、食のサステナビリティ研究会の趣旨について改めてご説明したのち、今回のテーマであるフードテックの概況について簡単にブリーフィングをさせていただきました。フードテックは食分野の新しい技術およびその技術を活用したビジネスモデルで、気候変動や生物多様性の問題、将来的なタンパク資源への対応、健康な食生活など、食のサステナビリティ課題への解決策として、切っても切れない重要な分野です。

さまざまな課題に対して、さまざまな技術が研究開発されていますが、その中でも、特に食糧危機・気候変動問題への対応として、実際に食品メーカーで取り組まれているプラントベースフード事業について、日清食品様、雪印メグミルク様にご講演いただきました。

日清食品株式会社の渡邊様からは、「プラントベース食品の取組」と題して、同社の「EARTH FOOD CHALLENGE 2030」における代替食品の位置づけ、プラントベースうなぎ商品の「謎うなぎ」のご紹介や、話題性を呼び、興味を持ってもらう、楽しさを感じてもらう演出など同社の独自のお取り組みについてご講演をいただきました。

雪印メグミルク株式会社の石川様からは、2025年に同社が100周年を迎えるにあたり、新たな100年に向けて食の持続可能性の実現を目指し、酪農乳業で培った知見・経験をもとに新規事業としてプラントベースフードに取り組まれていることなどをご説明いただきました。また、プラントベースフード事業として、えんどう豆を原料とした「プラントラベル」商品のご紹介や、実際に商品の一つである「ピードリンク」の試飲をさせていただきました。

質疑応答では、プラントベースフードの量産化についてや、ローンチに際しての「味」「食感」など社内の判断プロセスや、日本の市場でのプラントベースフードの浸透などについて、活発な質問や議論が飛び交いました。

最後に、三井不動産株式会社の吉田様より、同社の&mogのお取り組みについてご紹介いただきました。&mogは、日本橋・八重洲の街づくりを通じて、食のイノベーションを創造するプラットフォームです。食の社会課題解決に向けたR&Dやマーケティング支援、さまざまな交流機会の創出を行っています。
&Mog by Mitsui Fudosan: https://www.and-mog.com/

講演終了後には、参加可能な皆さまで懇親会・交流会を実施いたしました。「サステナブル」に少し絡めたチーム対抗レクリエーションやクイズなども実施し、和やかな空気のなか、食品企業間での情報交換を行いました。

・振り返りと今後について

今回は最新のフードテック動向と企業のプラントベースフードについて学び、さまざまな視点から議論を深められた貴重な機会となりました。事後アンケートでも高い評価をいただき、参加いただいた方々からは、「大手企業のプラントベースフードの事例を聞けて有意義だった」「自社の課題とも合致する部分があり、勉強になった」との感想を多くいただきました。

次回の開催に向けても、皆さまのご意見を参考にしながら、より食品業界でのネットワークやサステナビリティに関する知見を深められる有意義な研究会となるよう企画してまいります。

これからも食品業界の「ソーシャルグッドのハブ」になれるよう研究会を通じて企業様とサステナブルな取り組みについて情報発信を行っていきます。
食のサステナビリティに関心のある企業の皆さまには、是非ご参加いただければと存じます。

ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
※対象:原則として食品メーカー(法人)
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