初恋

初恋が淡いかというとそうではなかった。
小学生の頃のは私というのは、なんというか、暗った。
周りから見れば、くらいわけではないのだが、心のなかがくらい。だから、外では空回ってるかの如く明るい。まぁ、空回っているので、中身はない。なので、状態は明るいが、中身はくらいのだ。

自分に自信がなく、周りの顔色を伺ってばかりで、自分の意思など気付きたいとも思っていなかった。

そんな私だから、自分の気持ちより、周りのタイミングで恋をした。

みんなが恋ばなをする。
私も好きな人をつくらなきゃ。
本音では、好きってなんだろ??どんな感情だろ??って思いながら、ここは、誰を好きだと平和なんだろう??
私は誰を好きになるタイプなんだろう??と選ぶことに悩んだ。

クラスの人気者だと、うまく話を合わせられる自信がないなぁ。嫌われてる子だと、なんか、みんなも乗ってきにくいだろうな。私に合う子って…。

そうやって導き出した答えは、誰とも被らない人。可もなく不可もない、毒にも薬にもならなくて、目立たない子。

これが、私にとてもにたタイプが選ばれたからなのか、何だか、素敵な子を発掘する結果となった。

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