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目線の動き

横書きのテキストで構成されたものを見る時、人の目線は自然とZを描くように移動します。(縦書きのときはNを描く形です)

これは、もうそういうモノだ!として捉えてもらえるのが良いのですが、私達が生きていた文字のある文化の中では(少なくとも日本での識字率ほぼほぼ100%という世界感の中では)、殆どこの形で文章が進んでいくことによる習慣化された故のものかと思います。

そのため、伝えたいことはこの順番で配置することをオススメしますし、大切なことはこの線上に配置することが有効と言えるでしょう。


視線の誘導

視線は、目立つものを追って誘導される面があります。
目立たせ方の代表的な手法として「文字のサイズ」「色味」「意味記号」などがあります。それに加えて前述の「ZNレイアウト」もあります。
色を変えることで強調をしがちですが、実際の効果の順としては、「サイズ」「色味」「ZN」の順で効果が高いのです。実際に調査もされたことがあり、サイズを大きくした文字のほうが、色を変えることよりも、確実に相手に意識してもらえることが検証されています。

少し見方を変えて言うと、
・無駄に大きい文字は強弱・コントラストがわかりにくくなる恐れ
・色味で強調した場合、注意を惹いているつもりになりやすい
・間違った配置をすると読み手は混乱します

繰り返しの効果

デザイン的な決まりごと(テンプレート)を守ることで、視覚的な要素として何を伝えている部分なのかがわかりやすくなります。
新聞は一定のルールのもと、内容が構成される代表格です。もし、見出しや本文が自由気ままに毎回違ったレイアウトされると、見たい記事が見つからなくなってしまうでしょう。
一方で、一般向けの雑誌ではページをめくる度にレイアウトが異なることがよくありますが、それは別の特集になったことがわかりやすくもなっています。(実際にはルールはあると思いますがあくまで、わかりやすい対比としてのお話です)

一定のルール(系統立て)のもとで構成する=くり返し同じレイアウトで作成することで、プレゼンのような場面では何を伝える要素なのかが明確になり、迷子になりにくい画面が出来上がります。

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