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【プチ取材エッセイvol.3】暮らし働くための地域のあり方

新潟の大学生12名がにいがたのあちこちで暮らし働く方々に話を聞き、「くらす・はたらく」のバリエーションやそのあり方を考えるマガジン「くらはたずかん」、第三回の投稿は読書さんのプチ取材エッセイです!どうぞご覧ください。

自己紹介

初めまして。こんにちは!くらす・はたらく編集室メンバーの【読書くん】と言います。
私は新潟生まれ新潟育ちの大学生で、趣味は読書や映画・アニメ鑑賞…と、とにかくインドア派。休みの日は予定がなければひたすら家に引きこもっている自宅ラブな私ですが…。ふと「このまま何もしない大学生活でいいのか?」と思ったことがきっかけで、くらす・はたらく編集室に参加してみようと決意し、今に至ります。あの時の自分の行動力を褒めてあげたい(笑)。そんなこんなで、このたび記念すべき初めての記事を執筆することになりました!まだまだ未熟なところも多々あるとは思いますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

地域の「理想的な姿」ってなんだろう?


さて、突然ですが、皆さんは家族や友人、周りの人たちから「新潟の魅力って何?」と聞かれたらなんと答えますか? “お米や日本酒といったグルメが美味しいところ”“観光スポットがたくさんあるところ”“自然豊かなところ”など、人によって様々な答えがありますよね。どの地域もそれぞれ何かしらの魅力を持っているものです。
私は、くらす・はたらくという人生において極めて重要なことを選択する際に、「地域」という存在が重要になってくるのではないかと感じています。なぜなら、“こんな暮らしがしたい”“こんな働き方がしたい”という理想を実現するためには、地域の力が重要だと考えるからです。
そこで今回は、私自身が考える「地域のあるべき理想の姿」についてお話していきたいと思います。

記事を執筆するにあたり新潟県で暮らし、働いている社会人の方たちにインタビューを行いました。インタビュイーの方たちのお話はどれも面白く、ためになるものばかり。話を聞く中で自分に合った暮らし方や働き方のスタイル選択が人の数だけ無数にあるのだと改めて実感しました。その中でも、人が暮らしやすく、働きやすい環境のひとつに共通する理想的な地域の姿があることが見えてきました。私が考える理想的な地域の姿とは、「チャレンジする人が居て、その人たちの背中を押してくれる人や環境がある」ということです。これは言い方を変えると、「人と人が密に繋がり合える地域」ということでもあると考えます。
では、なぜ私がその結論に辿り着いたのかをインタビュー内容を交えながら簡単にお話していきます。

チャレンジする人の背中を押す


‐小千谷市在住 佐藤さんのチャレンジ‐
 
今回のインタビュイーの1人である小千谷市在住の佐藤さんは、小千谷市で新聞記者として働いています。本業以外にもボランティアや、地域の仕事がしたいという想いから、LMS(ローカル・メディア・スクール)などの活動にも力を入れているといいます。そんな佐藤さんは、最近になって本業の仕事を“正社員”から週1日勤務の“契約社員”へと働き方を変えたといいます。「節目の年であること」と「次のステップへと進むため」というのがその理由です。最初はやはり不安な気持ちもあったといいますが、まとまった時間ができたことで「多方面から様々な仕事に誘われるようになった」と佐藤さんが明るく話していたのが印象に残っています。
 
私はこのお話を聞いたとき、何かにチャレンジするということは、自分自身の「決断・行動」はもちろん、さらにその先それを“助けてくれる人や環境”があってこそ初めて実現するのではないかと感じました。佐藤さんが契約社員へと働き方を変えることを決断し、それを知った周りの人たちが仕事を依頼してくれる。そうやって、自分と自分を取り巻く人たちが上手く交わり合うことによって初めてチャレンジという歯車が回りだしていく。それはつまり、「チャレンジする人が居て、その人たちの背中を押してくれる人や環境がある」ということではないでしょうか。そして、これがある地域こそ、活気があり、自分らしく暮らし、働くことができる地域なのだと思います。

これからの地域に必要なこと



これからの地域に必要なこと。それは、一人ひとりが変化を受け入れる覚悟を持ち、変化し続けることではないでしょうか。変化し続けることで、新しい地域の魅力をつくり続けられ、地域を活性化させ続けていくことができる。それには、「チャレンジ」が必要なのです。
 
【地域の方程式】 
 
「チャレンジする人」

「チャレンジする人の背中を押してくれる人や環境」
 
「活性化が生まれ、自分らしく生きられる地域に」
 
「地域の理想的な姿」
 
最後になりますが、私はこの方程式によって「地域の理想的な姿」が実現できると考えます。
これから、このような素晴らしい地域が増え、そして、新潟で「暮らし・働く人たち」もぐんぐんと増えていくことを願いながら、私も新しいことに「チャレンジ」して行きたいと思います。
 
長くなってしまいましたが、このような拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事をきっかけにして、皆さんが少しでも新潟や地域のことを考え直す機会に繋がれば嬉しく思います。
  
くらす・はたらく編集室メンバー 【読書くん】