見出し画像

就労を目指すノーコード学習プロジェクトが始まりました!

ノーコードはプログラミングの知識や経験がなくても業務システムを開発することができるので、様々な人が「自分の業務を自分で改善する」ことができるようになります。そんなノーコードの「誰でも使える」という可能性を検証しノーコードを広げていく活動として、仙台で「就労を目指すノーコード学習プロジェクト」が始まりました!
この活動について複数回に分けて共有したいと思います。


ノーコードツールの可能性を探る

ノーコードツールとは、プログラミング知識がなくてもアプリケーションやウェブサイトを開発できる技術やプラットフォームのことを指します。ユーザーは、ドラッグ&ドロップで業務システムを構築することができますので、誰でも、アイデアを思いついたら、自分自身で業務システムを構築し、それを常にアップデートしていくことができます。

とは言え、本当に誰でも業務システムをつくれるのでしょうか?どのような業務システムに向いているのでしょうか?どこまで複雑な仕組みを構築できるのでしょうか?
そう言った疑問に答え、ノーコードツールが正しく理解・認識・利用されるように、様々なフィールドでノーコードツールを活用してみて、その可能性を探っていくプロジェクトです。

今回のプロジェクトについて

今回のプロジェクトは、仙台というフィールドで、ノーコードツールを学習して、就労や収入アップにつなげる学習コミュニティです。まだ立ち上げ期なので、その活動内容や運営方針など固まっていない部分も多いですが、可能な範囲で公開します。

今回学習するノーコードツールはkintoneです。私が関わっているということもありますが、まずはkintoneのような汎用ツールを駆使してみたいと考えています。ちなみに、今回のフィールドである仙台は偶然が重なった結果ではあるのですが、ここまで偶然が重なると必然のような気がします。この辺りは別途お伝えしたいと思います!😊

プロジェクトの特徴

今回のプロジェクトの特徴を2つ紹介したいと思います。

学習者同士で学び合う

kintoneを始め、最近のクラウド型ノーコードツールであれば無料で試せる環境や学習コンテンツが提供されているので、やろうと思ったらひとりで学習することができます。・・・できますが、しかし、ひとりで学習を継続するのはなかなか難しい!モチベーションが続かなかったり、分からないところがあると挫折してしまったり。。。😅
こういったセルフラーニングの中でも、オンラインで大量の学習コンテンツにアクセスできる環境を特に「MOOCs(Massive Open Online Courses)」と言いますが、そのMOOCsでは以下のような課題感が指摘されています。

MOOCsの特徴である、self-paced(自分のペース)で学習できることが、逆に学習意欲を維持できず、途中で受講をやめてしまい、低い修了率になる結果を招きました。

「自分のスキルをアップデートし続ける リスキリング」より

自分の好きな時間に、自分の興味の有りそうな講座を、自由に選択して学習できるという環境は一見学習効果が高そうですが、「いつでも勉強できる」と言う環境は逆に「いつまでも勉強しない」という状況を生み出してしまいました。MOOCsの進化系として、「共通の目的を持つ仲間と一緒に同じグループで学習をする共同学習モデル=CBL(Cohort-Based Learning)」が提唱されて言います。
そこで今回の学習プロジェクトでも「ひとりで学習する」のではなく「仲間と一緒に学習する」という形式を採用し、学習コミュニティとして学び合い・励まし合いができるようにしています。

実践を見据え、実践の中で学ぶ

さらに今回は「学んで終わり」ではなく、「実践で活用する」ところまでを目指しています。kintone人材育成ロードマップにおいても実践を伴った学習が重要であることが示されています。

kintone人材育成ロードマップより
https://kintone.cybozu.co.jp/kintone-signpost/guide/kintone_skill_learning.html 

ワークショップや実際の業務を題材として、業務改善の流れを学び、実際の業務で業務改善の流れを実施してみることを予定しています。

今後

今回のプロジェクトはまだ始まったばかりで、日々フィードバックをもらいながらプロジェクトを進めています。また「学習する人」と「講義する人」の垣根を取っぱらって一緒にこのプロジェクトを作り上げていくことを意識しています。

4月中旬には一旦区切りがつきますので、報告会的なことを実施したいと考えています。そちらの内容もご期待ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?