見出し画像

1月19日「私を照らす星」

「ごめんなさい。」という言葉を言わせてもらえるのは光栄なことだ。今日は2人にごめんなさいを言った。情けなくてどこか遠くへ行ってしまいたかった。

「私の話を聞いて欲しい。」そう思っても言えないし、叶わないことぐらは分かっているのに、望んでしまうのは何日か前にノートに書いた通り甘えなんだろうと思う。「おつかれさま」と言ってくれた主の顔が、ものすごく頼もし過ぎたのだ。

聞いてもらうとしたら、土曜日がチャンスかもしれない。

朝、起きてすぐに気づいたこと。髪の毛を乾かしていなかった。寝癖がすごいことになっていた。前日の仕事が22:00終わりでそのあと、帰宅…夕食…風呂。寝る前にコーンクリームスープを飲もうとしたのに食べる前に寝てしまって、朝起きたらキンキンに冷えたスープが置いてあった。温めて朝ご飯として食べた。何かを忘れている気がしたが、そのときは昨夜の疲れもあり思い出す作業をしなかった。これがきっと失敗の素だったのだろう。そして出勤。1人で大きな荷物をしょって外の仕事に出かけたのだった。出かけた先で気づく。すぐに上司へLINE。しかしもう遅かった。私が朝思い出せそうだったことを後回しにした結末がこれだ。勘弁してくれとみんな思ったに違いない。逃げだしたくて仕方ないのに商品を並べていく時間は、とてつもなく遅くて苦しかった。でも止まることは許されない。商品を売り、法人のSNSを動かし、お客さんと話し、仕事に力を注ぎ込んだ。私は拠り所を探そうとする心に蓋をして、全身を仕事へ集中するよう追い込んだ。

日曜も仕事のフラグ。日曜に会えるかもしれなかった人に会えなくなった。

だけど、村上春樹のとある本を読んでいたら、今はそれでも良いのかもしれないと思った。自分と相手の間に横たわる詰められない何かに気づきながら見ないようにしていた。それらを直視しなければならないことを否応無しに知らされる。伝えようとした言葉を言い直したそのとき、横顔がものすごく近づいていたあの緊張感を私は忘れない。勘でしかないけれど、相手の気持ちが想像できてしまった。

21時過ぎに神社に参拝すると星が光っている。とてもきれいに見えた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?