僕ヤバ@Karte24考察

桜井のりお先生のつぶやきはこちら!!

さあ、僕ヤバの山場(毎回山場)である秋田書店編が開始します。
この回はKarte24からKarte27に渡る全4回という非常に長いスパンで展開されています。

このため、この4話全てを地続きで読む必要があると考えています。

それでは、本編。

職業見学

こういった学校行事が好きではない市川。
イメージ画像は相変わらずサスペンス的な死人の出るもの。
そういったものを妄想して楽しんでいるのだが……。

それ以前の問題だ

市川、笑みを浮かべながら、自虐。

一方山田の希望はリンガーハット
この希望は地味に重要なので、Karte27まで忘れないでください。

市川っ

足立が声をかけてくる。
アホなせいで市川の気分を害することもある足立。
だが、市川を気に掛ける場面も今回のように存在している。
そういう意味では足立は結構気の良いやつでもある。
足立は市川に毒にならない程度にそこそこの刺激を与えてくれるので重要人物。

おい見ろよ

だが、足立が市川に声をかけたのは巧妙な策略の一手であった。
神崎と息を合わせ、互いに目的のグループに潜り込もうとするが……。
(原さんは神崎君をガン見してますね)

えーー待って待って

萌子、ここで反対する。

どー見てもこっちのほーがいーんですけど。

市川、救いの手に思わず萌子をさん付け
市川は相変わらずチョロい……。小林のことどうこう言えない……。

誰でもいいわ 足立以外なら

とはいえ、事の真相はこちら。
ソックスセット、オトナの心理テストと碌なことをしない足立。
山田狙いがバレバレで、小林に鬱陶しがられている模様。

山田ははっきりとは言えないが、市川が来なくて難しい顔。

それともなに?

足立をいじる萌子。
まあ、萌子なら確実に気が付いてるでしょ。
足立は隠れ蓑に神崎の話を持ち出すが……。

バッ…

神崎は言えない。お年頃だから。

ただ、このコマには山田・市川・原さん・神崎が完備されている。
察している人物のみのコマ。

ドラフト制にしよっ☆

やはり糞ビッチ
株価大暴落の萌子。足立もそりゃ怒るよ。
上手くいきそうだった神崎は唖然。

ん?そんなこと言っていいのかにゃ?

萌子は脅しの入ったフォント。
足立は弱みを握られてるから強く出られない。

こうなると、市川としては絶望的。
友達が少ないどころかいないのは、かなり厳しい。
(と言っても、対抗馬が足立と太田なら選ばれなくもないかも?)

えーっ

山田が市川に投票したと思われるシーン。
反対の声を上げているのは、おそらく小林

まあ、レジュメ裂くような奴をグループに入れたいかって言われたら……うん……その……。
無いよね。
少なくとも親友の近くにはいて欲しくないかも。

結果発表

神崎が3票を得る。
目をそらしている山田以外が投票したのだろう。吉田も好意的な表情だし。
まあ、この選択肢だったら……確かに神崎君かな。
神崎の好感度が高いというより、足立・太田・市川の評価が低いんだと思う。

変態ってことは男子しか知らないし。

え…僕は…あの…

神崎ってさ、原さんの前だと一人称、俺なんだ
でもみんなの前だと、僕なんだ……。

待って!!ちょっと待って!!

山田は神崎と原さんの恋を応援したい。
なんとか助け船を出そうとするのだが……。

神崎が言えない。
市川も言えるハズがないんだよ、で同調する
市川も神崎同様、山田に言えないんだよ。

じー…

山田、市川にアイコンタクトを送る。
即座に意図を察して対応する市川はすごい奴。

あ…一応交渉権があるだけで決定ではないから。

これは野球のドラフト制度の話に当てはめた発言。
市川はこういう所で博識。

あと、手を挙げるのが優等生。

うおっ 喋った!!

驚く萌子。
Karte20の前田センセーと同じ反応。
市川ってやっぱり無口なんだよね……。
少なくとも周囲の認識はそうだと伺い知れる。

そうだ

即座にこじつけを論理展開して、神崎を誘導する。
機転の利いた発案ではあるのだが……。

知的レベルの合うグループに…

市川、失言
上から目線で女子全員から怒りを買った上に、自分が入れない&足立の参入を許す。

俺…… 化学40点なんだが…?

なんのカミングアウト!?
一同驚愕の発言(レスポンスの多さよ)。
自分を下げることで上から目線の誤解を解くことに成功した市川。

山田、ちょっと驚いてる。

萌はバカじゃないし 学年5位だし

のりお先生のインタビューで言及されていましたが、萌子は頭がいい
というか市川が7位であることを考えると、市川より頭がいい

なんだかいろいろなものを失った気がする…

プライドの高い市川が、自分のステイタスを投げうってでも割り込んだグループ決定。
でもきっと得たものも大きいはず。

嘘でしょ。

山田のささやき。震える市川(ゾクゾクした?)。
山田はなんだかうれしそうですね。

そして机からのぞくテストの点数は92点。大嘘でしたね。
まあ、Karte33の大失敗も化学はおバカという認識で済む。
この回が嘘だとバレないので結果的に良かったのでは?

そして

行先はリンガーハットではなく、秋田書店なのであった。

まとめ

本当の地獄はここからはじまる。
グループ決定に1話まるまる使った贅沢な回です。

市川は神崎に配慮しつつ、自身も山田グループに参入。
山田の期待に完璧に応える活躍でした。
(実のところ、足立も恩恵を得て完全にWin-Win)

さて、今回のポイントは次の通り。

・山田はリンガーハットに行きたかった。
・小林のちょっとした市川ディス
・市川が理由をこじつけて山田のグループに入ってきた。

山田の希望ではない職場見学だけど、市川は来てくれる。
そして、山田が人前で市川を肯定したんですが、これを否定したのが小林
闇だよこれは……。

と言っても今回は前哨戦
この長い戦いは始まってすらいないのであった……。

今回の考察は、以上です。
以下、感想。主観考察についても記載します。







感想

市川、パーフェクト。
というか市川・山田・神崎・原さん・足立の要望を叶える采配はなかなかできない。
すごい。

しかし、人前で素直になれない神崎はやっぱり市川と被るところがあります。
こういったところ、結構複雑に山田と市川にもメタ的にも作中にも影響があると思うんですよね。
そういう状況で、神崎が原さんグループに入れたのは良かったと思います。

さて、今回好きなシーンはやっぱりここ!

「嘘でしょ」

山田が市川にささやきボイスで接近したシーン。
どっちもかわいい!!
さりげなく寄ってきた山田も猫っぽくてよいです。




さて、以下主観考察です。

考察とはいえ今回は割と主観ばっちりバイアス最高潮で進めていきます
かなり穿った見方のため、眉唾程度にお楽しみくださいね(笑)

というのも、山田が市川に投票をしたことを否定する小林がいるなど、不穏な伏線があり、この秋田書店編はちょっと伏線が難しい(一通りに決まらない)です。
……そんなわけで素直に読み筋が定まらず……客観的な考察を求めてる方、すみません。

さて、単刀直入に言うと。
Karte27で山田が泣いた理由は電車に乗り遅れた自責の念ではない、と読み進めています。
というか秋田書店編って山田は楽しい要素ないと思うんですよね

行先は大して興味もない秋田書店(第一希望はリンガーハット)で、実際山田は結構退屈してます。
品のないことばっかり言う足立もいるし。

こんな状況で、山田はKarte27で楽しかったと言います
なんで?

市川がいたからでしょう。

こういう状況なので、山田が泣く理由も深く市川に寄ってると思われるのです。
確かに電車に乗り遅れたときに市川にちょっと責められてはいますが、スマホで簡単に連絡が付く時代に、電車一本遅れたくらいで山田は泣かない(と見ています)
だって、市川といるのが楽しいに決まってるのだから。

個人的には、市川に投票したとき小林が不満を言ったことが引っかかるんですよね。
このディスがKarte26で市川がキレた心情に多少影響してる気がするんですよ。

長くなってしまったので、続きとファクトの積み重ねはKarte25以降に続きます。

…とまあ、確証が無い考察ではあるのですが。
僕ヤバは一度読んだだけでは終われない。
すごく楽しいマンガなのです。

今回の報告は、以上です。

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