僕ヤバ@Karte28考察

桜井のりお先生のつぶやきはこちら!

今回はタイトルがとても大事です!
というわけで……。

担当さんのつぶやきはこちら!!

今回は考察するまでもなく、見て欲しいのはココですね。
市川は学校が楽しいんだ。

この変遷、グッと来ませんか?
私は胸にこみ上げるものがあります。

職業見学は 本当に厄介だった

厄介であって、嫌ではない。
ボヤく市川だが、内容は学校のもの。

足立のこと、小林のこと、山田のこと?
※市川は自分がはぐれたのではなく、みんながはぐれたと言っているのがちょっと可笑しい。

このコマは椅子が三つという声もある。コマ割りの都合か不明。
地味に母登場。今のところ、セリフは無い。

京ちゃん その話昨日聞いたよ

繰り返してしまうほど。
ベーコンエッグトースト美味しそうですね。

微笑む母。これはちょっと気恥ずかしい。
普段斜に構えてる市川だから、なおさら。

最近 学校楽しそうだね

やはり家族は友達ゼロの市川を心配してたのだろう。
こう言ったところからも、市川が家族に大事にされているとわかる。

楽しい!?

そんなわけがない。
市川の脳裏に浮かぶのはKarte27で小林と山田が笑った場面。
この時の誤解は解けていない。

バカにされたわけではないかもしれないが、そう疑わないといけない市川。

浮かれてはいけない 最後に傷つくのは自分だ

好きな人が自分に好意的とは信じられない市川。
図書室での積み重ねもあるだろうけど、どうしても怯えが払拭できない。
イジメに怯える市川より、この市川は心を許して大きなダメージを受けたくない方の市川?

友達がいないからこそ、裏切られたら立ち直れない。

はい おはよう

体育教師ばりに校門で待機する山田。
山田に対する目線はポジティブなものが混じり、やはり人気者であると伺える。

誰かを待っているらしい

馬鹿にされた回想からか、山田の視界外から回り込み、コソコソ校門をくぐろうとする市川。

おっ… おはよう!!

自転車を掴んで逃さない山田。
表情がかなり必死。

危ない 自転車なかったら見逃すところだった

捉えようによっては、ちんまい市川ディス。
だけどこれは市川自身がコソコソしてたので怒らない。

返答は「お… おお…」。
Karte28はこれより前か(その後も上手く言えてるかは微妙だが)。

……?

ついてくる山田。
怪訝な顔の市川に差し出されたのは……。

これ…

君色オクターブ。
驚く市川に、渡すって言ったじゃんと付け加える山田。

本気で言ってたのか

ようやく誤解が解けた
前回は山田が泣いたために有耶無耶になり、解決していなかった。

なぜ今?

市川ってさ、所々めっちゃ鋭いよね。
山田は早退だから図書室行けないという。

二人で会えるタイミングは確かに少ない。

だが、校門で待つよりはクラスで示し合わせた方がリスクが少ない。
さらに突っ込むなら、明日で良い
学校は日々の連続なんだから。

めちゃめちゃ面白いんだよ!!

主人公が健気でさ、途中で親友が死んじゃったり、色々あるんだけど、このクール系男子が実は優しくて…
太字部分は若干フォント大。声が大きいものと思われる。

少し市川に似た男子と、少し山田に似た主人公。
そして親友がいるらしい。山田にもいるね。
死ぬらしいけど。……死ぬらしいけど。

この辺りの山田の説明はそれぞれ山田、小林、市川に重なる。
僕ヤバの展開と重なるかは不明だが、山田が市川をこの男子に重ねている可能性はある。

今 重大なネタバレしなかった?

たしかに。タラバ蟹。

い…いやそれは3巻くらいだから結構序盤に

慌てふためき、どんどんネタバレを加速する山田。
ヤバいと思ったのか会話を中断する市川。

ちゃんと読んでね?

このマンガの内容は気になる。
山田が付き合ってやりたいことはこういう所に元ネタがあるのかも。
場合によっては山田のアプローチの元ネタも?
(その場合は読んでね、の意味が変わるけど)。
市川が読んでくれれば謎が解けるのだが……。

…あれ? いいの?

山田思いの市川なので、ついてくる山田に誰かを忘れてないか問う。
微塵も自分と思っていない市川の自己評価の表れでもあり、ちょっと切ない。

(間)

山田は本当に不器用で、素直に市川を待っていたとは伝えられない。

仕方がないので校門で一人たたずむ。
ちょっと切ないすれ違い。

図書室

仕事をしている山田が今日は来ないと知った市川。
山田がいないので、定位置のとなりに座っている。静かな箱だが。

あッ 今日は座ってる

油断した市川のもとへ山田来襲。
焦って立ち上がる市川。

ぶっちゃけ山田はお菓子食べに来た話ではないので、市川に会いに来たんだ。でもスルーだ。

おかしいなあ

山田が思いっきり市川を弄ってるシーン。
市川も暴かれたくないのか脳内でやめてくれと述べる。

恥ずかしくて横に触れないことが両者にバレバレなんですけど、ここ、スルー……なぜ……。

あっ 君オクじゃない

ひとはカバーだし、覗き込んだら小説だった。
※ひとは:みつどもえの三女

今 読んで!!

話題を共有しに来たのか、山田は市川に読んで欲しいと迫る。

グロ小説だ

Karte10でそういう嗜好があることが仄めかされてる市川。達磨大師はヤバい趣味。

これは山田に見られたくない。
神崎の特殊性癖の話もして欲しくないんだから。

強引に引き寄せて阻止しようとするが……

(激突)

これを耐えるのは厳しい。
山田と会うだけでドキドキだろうし、こんな接触したら無理でしょ。

ネームと比較すると、市川の動きにひねりが加わってよりダイナミックに。
うーんバインバイン。

ごめん

山田視点だと、Karte27から引き続き、なんだか市川の嫌なことばかりをしているように見える。
山田からすると、市川に色々と申し訳がないだろう。

あっ あの

自分でもわからない衝動。
市川のこういう無意識、久しぶり。
自分の気持ちに戸惑いつつも市川は……。

明日は……学校来る?

また会いたいという意味だ(断言)。
ぎくしゃくしてしまいそうな空気に、間髪入れずにフォローを入れられる市川は無限にえらい。

山田も驚いて……。

うん 行く

嬉しそうな山田。
このセリフは特殊フォント(教科書体?)。

目もキラキラしてる。

図書室も行く 絶対

照れ隠しの市川も、自分が学校が楽しいことに気付いて認めた。

青春の一幕にて、今回に幕。

まとめ

時系列は秋田書店編の翌登校日ではないでしょうか。
校門前は枯れ木があったり、図書室外の木は生い繁ったりしているので秋?
モデルの学校と樹木の違いがわかれば本編の時期が特定できるかも?
他にも色々と不思議な回です。

ともかく市川がようやく学校が楽しくなってきたというのが一番のポイント。

言葉の根本にある二人の気持ちがわかりやすく、互いにわかりつつある描写が増えてますね。

関連して暗喩や山田に影響を与えていると思われる君オクは今後どうなるのか、気になります。

今回の考察は、以上です。
以下、感想。







感想

Karte28、エモいわぁ……。

今回は静かな回ですね。
晴れた空が描かれたりと印象深い回であります。

兎に角市川が学校が好きになっているのがとても良いです。
ほぼほぼ山田のおかげではありますが、山田の反応を引き出したのも市川。
相互の影響が市川を変えていっている一つのコミットが今回。山田も楽しそうで、本当に変わりましたね。

市川のフォロー「明日は……学校来る?」は本気でナイスカバーで、気にしてないと伝わる優しい言葉です。
市川は品が良いのだわ。
察する山田もお利口。

このやり取りには、ほんわかしました。


主観考察の補記となりますが、Karte27で山田が泣いたのは市川をディスった(怒らせた)ため、としたのは今回が決め手です。

朝一で市川に漫画を渡したのは一刻も早く読んで欲しいのではなく、本気で貸そうとしたんだよと、一刻も早く誤解を解きたい気持ちに突き動かされたもの。
市川の指摘、"なぜ今?"の答えをそれと見ています。

マンガなんていつでも貸せる。
明日も図書室にくる山田なら。
言葉で言えないから行動で示した、そんな山田の不器用なアプローチだと思うのです。

今回の報告は以上です。

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