旧五月二十五日。夏の極み【夏至】は明後日。一日が長く感じられるこの頃です。

昨夜は、渋谷のLi-Poにて【渋谷川酒場寄席〜五月雨 五月晴れの会】を開催しました。いっぱいのお客様にお運び頂き、御礼申し上げます。
梅雨の真っ只中、ということでどっちに転んでもいいように、会のネーミングをしましたが"五月雨の会"になりました。立川小談志師匠と立川吉幸さんは、普段からお二人で会をやられたり、地方公演を行ったりするなど、息の合ったコンビです。
まずは、吉幸さんの一席。こざかしいくそガキが登場する「真田小僧」。真田三代記のくだりはリズム感抜群でグイグイ惹き込まれていき、爽快な笑いに包まれました。

続いて小談志師匠は、名工、左甚五郎伝説の「ねずみ」。小談志師匠らしい、どこかほのぼのとするゆったりとしたテンポが心地良い高座でした。

落語の後は、お二人によるトーク。立川流から立川談幸一門が落語芸術協会へと移籍したことで、ふたたび1年間と10日の前座修行をした吉幸さんの苦労話などを通じて、落語家の修業の裏話などを聞かせて下さいました。

第一部はここまで。高座になっていたテーブルをセッティングして、第二部の宴が始まります。お二人のご発声による乾杯の振舞酒は、富山県新川郡朝日町にある林酒造の『林 純米吟醸生原酒 五百万石』。地酒屋ニュー信州厳選の肴は、シーズンラストと言っていい山菜料理がずらっと揃いました。

(今宵のお酒。左端が振舞い酒の「林 純米吟醸生原酒 五百万石」)

次回は7月23日(日)【渋谷川酒場寄席〜暑気払いの会】。出演は立川志の八さんと、立川志の春さん。志の輔一門の兄弟会です。