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時代を越えて生まれ変われるなら

この動画に出てくるビーチを見ていたら、


「こんな場所に生まれて、一生を過ごせたら。」

そんな思いが湧いてきました。


実はこの感覚、以前、多良間島にも感じたことです。


しかも私、近代化とは無縁の時代に生まれてみたいんです。
機械や薬品などの人工物が、一切存在しない時代に。

人間が自然の循環の中で、あるもので出来る範囲で暮らしていた頃、海も山も、どんなに美しく豊かだっただろうと想像することがあります。

海は透き通りたくさんの魚が泳いでいただろうし、 (島育ちの父、自分が幼い頃はもっと綺麗だったと、いかに美しく豊かな海だったか、幼い頃何度も話してくれました。)
作物は、今豊かに作れるようになったと思いがちですが、人が化学的な手を加えない時代、土には微生物や虫が無数に暮らし(自然に耕され、天然の肥料が供給され)、実りも栄養も豊かだったことでしょう。最近は個人レベルで、そう戻っていく方も増えましたよね。

そして夜空。私のヨガ&ピラティスの先生が、大西洋の島で親戚宅に泊まった時(ご主人が外国人)、部屋が足りず屋上で寝たのだとか。20年くらい前の話です。

辺りは真っ暗。
寝そべって見上げた空は、「星が綺麗とかいうレベルではなかった!」そうです。すぐ目の前に浮いている感じ。3Dで浮かび上がっている星々の中に自分が寝ているような、星に触れられそうな錯覚に陥るそうです。その光景は忘れられないと話してくれました。


私は、綺麗な海にとても心が惹かれます。

そんな、自分が美しいと感じる土地で生をまっとうしたいという憧れ。自然の中で、と言うより、自然の一部として。
今とは全く違う世界でしょうが、その環境、喜怒哀楽、生も死も受け入れて、生きてみたいのです。


現代社会で幸せとされることって、きっと表面的なもので。そのずっと奥、生き物としての根源的な幸せを感じて生きたい。

沖縄の植物


以前タイを旅行した友人が、
「犬が犬として生きている!」と興奮して教えてくれました。

私達の暮らしで言うと、スズメやカラスのように、野良犬が人間と共存してる。
喧嘩したり、繁殖したり、メスが子犬達を引き連れて凛と立ち回る姿に、人格(犬格)を感じたそうです。野良犬だから、制限無く自分の意思で動き、棲みかを選び、パートナーを選び、子犬を育て、犬関係(私達で言う人間関係)があり、犬の世界があり、「犬が犬として生きている!」
犬にとっての幸せが、わからなくなった。
私達の世界の大切に飼われている犬と、野良犬、本当はどっちが幸せなんだろうか。スズメやカラスを野鳥はダメ、かわいそうって一羽残らず部屋に入れて飼うって考えたら、苦しくない?と思ったそうです。私達は大切にしているのか、自由を奪っているのか。


犬と人との関係といえば
この本も凄かった!


私が自然に生と死をまっとうしてみたいのは、生き物としての、野生の本能なのでしょうか。

とは言っても今の私は、現代の暮らしをまるっきり手放すのは無理です(笑)。
今から体を完全野生化するのは不可能ですし、この暮らしも今の幸せも大好きだから。
きっと大切に飼われている動物も、そう思うんじゃないかな。

だから今を知らず、テレビどころか近代化の気配さえない時代に生まれ、生きることを楽しんでみたいなぁ。

そんな妄想が、綺麗な海を見ると浮かんできます。




クート島の海の色は、青というより碧?それもまた美しいなぁと。沖縄の海とはまた違うのも興味深かったです。

宮古ブルー
見出し画像も宮古島です

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