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個人事業主の私。2021年は毎月20万強の貯金ができた

2021年は毎月20万〜25万ほど貯金ができた。そのうち半分程度は投資に回しているので、現金貯金は毎月10万程度である。

会社員時代よりも、個人事業主(フリーランス)の今のほうが安定して貯金ができている。主な理由はふたつ。「収入が増えたこと」「支出が減ったこと」。当たり前の理由なのだが、ちょっと詳しく書いてみる。

まず、個人事業主になって収入が増えた。毎月の収入に波はあるのだが、年間で見たときに収入が増えた。節税効果も上手く取り入れると、手元に残るお金が会社員時代より随分と違う。

次に、支出を減らした。特に会社員時代と比べると飲食代が大きく減った。当時はお昼ご飯に毎食1,500円程度使い、毎週の飲み代が約2万であった。

週の半分以上は飲みに行っていたので、飲み会代が高かった。外食代だけでトータル月10万円以上である。ちなみに、昼食代が高いのは食事の後にカフェに行っていたからである。1,000円程度のランチを食べて、その後にカフェに行き、500円程度のコーヒーを飲んでいた。

飲食代だけでなく、旅行代も減った。もともと私は海外旅行が好きで、2ヶ月に1回はどこかの国に行っていた。これも今思えば結構な出費である。

土日に有給をくっつけてアジアを中心に弾丸旅行をしていた。フライトはLCCが多かったが、往復で2万〜10万程度はかかる。金額の幅が大きいのは行く国やタイミングによってフライト代が大きく異なるからだ。

そして、宿泊費に現地の観光費、食事代もかかる。旅先では財布の紐が緩むので、ついついお金を使いがちになる。美味しいレストランにも行くし、絶景や秘境にいくにはお金を惜しまない。

そう考えると、1回の滞在でだいたい5万〜20万程度は使っていたように思う。フライトがセールで宿がドミトリーで近場の国だと5万くらいか。それ以外だと10万〜20万という感じである。

しかし、2020年にコロナが世界を襲った。その影響で全く海外に行かなくなった。その分、国内の魅力的な観光地に出かけたが、金額で見ると随分と安く収まっている。

そういうわけで、収入が増え、支出が減った。ゆえに毎月お金を余らせることができた。いま思えば「なんであんなに散財していたのだろう」と反省する。

その一方で、あまりお金を気にせず好きなものを飲み食いし、時に奢り時に奢られ、好きな時に海外に行き、エネルギッシュな途上国の熱に当てられることで得たものは大きかった。

正直に言うと「得たものは大きかったと思いたい」という願望も入っているが。どうしたって自分の過去は美化しがちだが、 年の若い時期に色々と経験できたのはやはり良かった。

当時よりも歳を取ったいまは、お金の使い方も落ち着いてきている。個人事業主として収入の波が不安定という状況もあるが、お金を使うべき事柄・タイミングなるものを精査できるようになってきた気がする。

結果として、2021年は毎月20万〜25万ほど貯金ができた。そしてそのうち半分程度は中長期視点の積立投資に回している。随分とまともになったものである。

あともう一つ大事だなと思うのが「稼いでも生活レベルを変えない」こと。稼いだ分だけ生活レベルを上げていたら貯金ができない。収入が右肩上がりでも、それに比例して支出を増やさないことが大切である。

私自身、個人事業主になって会社員時代より収入が増えた訳だが、生活レベルは何一つ変わっていない。好きな時に好きなものを食べるし、好きな時に好きな場所に行けているので、無理に節約しているわけでもない。

一度生活レベルを上げると下げるのが面倒である。特に固定費である住居のレベルを上げた場合は非常に面倒。賃貸契約的にすぐに安い物件に移ることもできないし、住環境のグレードダウンは気持ち的にも踏ん切りがつきにくいだろう。

それでいうと、私の場合は個人事業主になってから引っ越しをして会社員時代よりも家賃を下げた。固定費を極力下げたいと思ったからである。

それはこれからも変わらない。会社員時代より収入が上がったいまとなっても、より家賃が高い物件に引っ越そうとは思わない。

この記事を書いているのが4月。2022年が始まって4分の1が過ぎた。個人事業の方はいまのところ昨年よりも順調である。ありがたいことに。

しかし、この先どうなるかがわからない。非会社員の怖さはここにある。なので、今年も頑張ってお金を稼いで大人しく貯めることにする。

おしまい。


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