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REST (1日の終わりに)

ところで楽器を弾く人は、普段家で練習をしようとする際には音には、ご近所さんや周りに相当気を遣っているのではないでしょうか。

私は人の割と多い住宅地に住んでいるのでやはり音を出すのにはそれなりに気を使います。また個人的に曲を作りながらスピーカーからモニター(全体の音を確認)するのですが、やはりある一定程度の音量を出さないとバランスがわかりません。そのため作業に集中すると夜遅くにも関わらず音量をうっかりあげていることが多々あり、あわててボリュームをしぼります。

私は正月はずっと風邪をひいていました。昨日の夜は正月に映画もろくにみれなかったので、アマプラで映画でも観るかなと思いテレビのスイッチをいれました。するとご近所さんかいつもの「パオーン。ブブーー♪」という楽器の音色が聴こえてきました。明らかにレコードではなく個人の方が弾いています。さら時間は夜9時近くの微妙な時間帯です。さらにピアノではなく音量をはるかに上回るテナーサックスの音です。そうです。私の家の近所では週に1度か2度、ここ数年にわたりこのような突発的な夜の演奏が続いています。

これをはじめて聴いた時は東京にもまだまだファンキーな人がいるのか。ナイス!。と思ってすこし笑ってしまいました。そして家でテナーサックスってさすがにだめでしょと少しツボにはまってしまいました。しかもこの演奏が上手からず、下手からず、絶妙なラインをついているのです(私の演奏みたいです。)

しかし昨日はふと思いました。普通夜9時に民家でサックスなんて苦情が殺到するはずです。それをここ数年にわたって続けられているのは一定の市民権を得ている?確かにそういえば私も少なからず1日の終わりにこのサックスの音色を聴いて心が安らいでいることもあります。

まずい。アマプラどころではありません。近所のソニーロリンズには負けてはいられません。ということで早速パソコンを立ち上げて新年初めての音楽制作に向かいました。

昨日の夜から駆け足でつくった新年はじめての曲です。タイトルは「REST」です。野鳥が湖で羽休めをしている映像を見て音楽をつけました。渡り鳥が次の長い旅のために備えてに羽休めをする。そんなイメージを音にしました。

本日は以上です。ご視聴ありがとうございました。



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