見出し画像

また使いたいペンの話 ぺんてる 絹物語

ここ数年、ぺんてるさんが1990年代に出していたペンのシリーズが復活販売されていて嬉しい限りなのですが、ひとつだけ解せぬことがあります。
それは【絹物語】の話が全然出てこないこと!
最近は和色の文具(特にマステ、万年筆インク)が人気で、中華マステは日本以上に和色的なモノが増えているから一定のファン・需要があると思うのですが、
全然反応しないから、多分技術的に出し難いところがあるのかな〜と推測。

画像1

【絹物語】は1998年に発売された、メタリック系のジェルペンです。全20色。
日本の代表的な和色をジェルペン化しています。
今ならAmazonで売られている多色ジェルペンセットのメタリックカラーみたいな感じでしょうか。でも中華ペンの様な雑な色味ではなく、繊細な光具合と色が印象的なペンです。
今回アップした画像は2014年にご縁があって複数名から頂いたものです。
(最終的には20色のうち、18色をご提供頂きました。)
発売当時は「瑠璃紺」「孔雀緑」「秋桜色」など、分かりやすい色が好みでしたが、大人になって改めて使った時はこの色にじんわり来たのでした。

画像2

「藍白」と言う色。恐らく藍に白を極限まで混ぜたらこうなる…。
それをジェルペンで再現したものだと思いました。
ラムネの様にシュワシュワとした感じが取れます。音も聞こえてきそう。
発売から15年以上経っているペンだった為、インクの出が渋くなっていて、
画像は多分100%の力を発揮していないと思います。
発売当時だったら多分もっとキレイなインクだったのでしょうね。

折角なので色見本画像をば。

画像3

一番上の画像の色見本。色名不明のところは後日「若草色」と判明しました。

画像4

「瑠璃紺」「孔雀緑」は今見ても使い易い色だな〜と思います。

ミルキーペンが復活した時、当時と同じものを復活させたのではなく、現代のユーザーの嗜好に合わせて色味を微妙に変えたと言う話を聞いて、もし【絹物語】が現代に復活するのならば、「現代で表現できる【絹物語】」が見たい!です。
ここ数年、毎年発売されているラメペンも、毎年少しずつ趣向が変わっていて、それはそれで良いのですが、ギラギラしたものではなく、控えめなメタリックが使いたいユーザーもいらっしゃると思うので、【絹物語】の復活を切に願います。(お値段は現在価格150円で全然良いから!)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?