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今日は最初に、あなたが強い不満をもっている人を手当たり次第に思い浮かべてください。

すぐに、上司や同僚や部下、同業者、疎遠になった友人、近所の住人、著名人などのムカつく顔が出てくるでしょう。

場合によっては、パートナーや子ども、親、兄弟といった身近な人も含まれているかもしれません。

次に、小さな不満をもっている人を、ひとり残らず思い浮かべてください。

結果はどうだったでしょう？　何人くらい登場したでしょう？

私はこれをやるたびに、いつも驚愕の事実を突きつけられます。なんと、

「私が不満を抱いていない人は、この世にひとりもいない！」

のです。

もちろん「この世に」といっても、実際には「私が知っている人」の範囲に限られます。けれども、そのすべてに不満をもっているなら、この先に出会う未知の誰かに対しても、間違いなく同じ反応をするでしょう。

つまり、私は全人類に対して、どこかが気に入らない、そのままではイヤだと感じているということです。

そして、これこそが、私がバラバラ意識を選択し、ときに猛烈な孤独を感じる要因だと思います。

いったい、私はどの立ち位置からすべての人にダメ出しをし、まるで全智の賢人のように「君のそこがなければ完璧なんだけどね」などと批評しているのでしょうか？