もし、あなたのスケジュールを完璧に把握し、どんな順番で何を実行すればいいかを的確に判断してくれる、すご腕の秘書がいてくれたらどうかを想像してみてください。

こちらが何も考えなくても「倉園さま、次はこちらの原稿を執筆してください」「次のセッションまで30分ほど空きがあります。少しリラックスして仮眠でもとっておいてください」「この時間を使ってファクトリーの相談に答えておきましょう」といった具合に、いまやるべきことを次々と示してくれるのです。

もちろん「えー？　いまはそれをやる気分じゃないなぁ」とモジモジしていると「いいえ、これ以外に選択肢はありません。あなたの原稿をたくさんの人が待っています。いつものように、素敵な文章を書いちゃいましょうよ♡」と優しく励ましてもくれます^^

これだけで、締め切りを守れないとか、先送りするとかの悩みはすべて解消するのではないでしょうか。

じつは、私たち全員が、そんな夢のような秘書をすでにもっています。しかも、24時間365日、年中無休で寄り添ってくれて、費用もいっさいかかりません。

この連載でも繰り返し登場している、

「本来の自分」

がその役割をはたしてくれるのです。

今日は、ふだんはあまり使っていない、あなただけの「すご腕の秘書」を起動してみましょう。

やり方はいたって簡単です。最初に、次のことを自分に約束してください。

「今日は、一日をとおして何をやるかを自分で考えない！」

次の行動を思考を使って決めないということです。

そのうえで、こう確信しておきます。