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【本要約】読書を諦めなくて大丈夫「知識を操る超読書術」を解説

読書を頑張ろうと意気込んでも、いざ始めようとしても「読めない」「続かない」などあるかと思います。

本noteでは、読書がしたくてもできない人に対する悩みを解決するために、メンタリストDaigoさんの著書「知識を操る超読書術」を紹介します。


あなたは読書を出来ていますか?

このnoteを見ているということは、下記のような読書に対して悩みがあるのではないでしょうか。

  • 読むのが遅い

  • 1冊を読み切れない

  • 読みたいという情熱が無くなる

  • 本を読んでも覚えられない

この気持ちは痛いほどわかります。

私も本を読むのが遅く悩んでいました。

そして、早く読みたい一心で10万円以上する速読のスクールに通いましたが、結局速読が出来るようにならず。

また、一度読んでも内容をほとんど覚えられず、しかももう一度読む気も起きないまま終わってしまう。

こんなことがあり、自分には読書は向いてないんだと絶望して諦めたりしました。

そんな同じ悩みを持っている人には、ぜひ今回紹介する「知識を操る超読書術」をオススメします。



実は速読には効果がない

読書をしたいと思った人が最初に行きつくのが、速読ではないでしょうか。

最初に書きましたが、私も読書のために速読のスクールに通いました。

それくらい、世の中では速読をマスターすれば読書の効率が良くなると信じられています。

しかし、実は速読をマスターしても読書効果が薄いというのは、研究で証明されています。

2016年にカリフォルニア大学の研究で、

・読書スピードを上げても、読んだ気になるだけで、理解度は上がるどころかむしろ下がる(理解とスピードはトレードオフ)
・読書スピードと時間を決める要素の中で、目の動きや周辺視野が占めるのは10%以下しかない

知識を操る超読書術

実際に速読チャンピオンが小説を速読した後、感想を聞いてもありきたりな内容しか言わず、具体的な内容はほとんど掴めていないのです。




読書を開始する前に

それでは、実際に効率よく読書をする方法をお伝えしたいのですが、その前に説明することがございます。

それは、効率よく読書をするための下準備です。

そこで、効率よく読書をするために「事前にしておくべきこと」「心構え」をいくつか紹介します。


読書する理由を書き出す

あなたは本を買う時、どういった気持ちですか?

  • ワクワクしている

  • 早く読みたい

  • 知識を得て活かしたい

きっと、こういった感情があるかと思います。

しかし、いざ読み始めてみると途中で挫折したり、そもそも読み始めることすらできなかったりしませんか?

これは読書に対するやる気や意欲を失ってしまうためです。

こういった状況を防ぐために、下記のように『本を買いたいと思った時の感情』を質問を問いかけ、その回答をメモに書き出していきます。

  • なぜこの本を読もうと思ったのか?

  • この本から何を得たいのか?

  • 読んだ後、どういった状態になりたいと願っているのか?

そして、集中力が途切れたり意欲が下がった時にメモを見るようにします。

こうすることによって、モチベーション低下を防ぐことが出来ます。



読み捨てる勇気を持て

読書というと、つい最初から最後まで読まなければと思いがちです。

私も以前は最初から最後まですべて読もうとしていました。

しかし、この考えが間違いなのです。

あなたが本を読むのは、何か得たい知識があるからのはずです。

つまり、その知識さえ得られれば、本をすべて読む必要はないのです。

そのため、まずはサッと目を通して、自分に必要のない箇所があれば、その箇所は読み飛ばせばいいのです。

せっかく買った本なのに読まない箇所があると、もったいないと感じるかもしれません。

しかしよく考えてみて下さい。

あなたは時間を無駄に使ってまで、どうでもよい知識を得たいのでしょうか?

そうではないですよね。

目的は得たい知識を最短で得るのであって、それを活かしたいはずです。

読書はあくまでその手段なだけです。

目的と手段が入れ替わってしまうと、達成したいことから遠ざかります。



読書をする前に読むべき箇所を予測する

とはいえ、サッと読むためにすべてのページを見るのは大変です。

その問題を解決するためには、読書を開始する前に目次に目を通します。

ご存じの通り、目次は本のどこに何が書いてあるのか項目ごとに書かれています。

つまり、あなたが得たい知識がどこにあるのか、目次から予測できるはずです。

そのため、読書をする前に目次で得たい知識と関係のありそうな項目をピックアップします。


読書中に行うこと

さて、いよいよ読書を始めますが、ここでは効率よく理解する方法を紹介します。



著者に質問をする

読書をするとき、普通はただ文字を読み進めるだけかと思います。

しかし、これでは読み終わった時に何も記憶に残らないままとなってしまいます。

そこで、読み進めながら著者に質問を行うことで理解力と記憶力を向上させます。

なお、本書では質問に対する回答がないかを意識しながら読むように言われています。

そして、質問項目の例として17個用意されております。

今回は17個のうち5個を紹介します。

・この本のキーポイントやコンセプトは何だろう?
・人に勧めるとき、どの章のどんな情報を一番に取り上げるか?
・著者の主張のどこに賛成できるか?その理由は何か?
・この本で最も重要な一文はどれか?その理由は何か?
・本の内容を振り返って、自分にとって一番刺さった箇所はどこか?

知識を操る超読書術



記憶の定着に重要な方法

さて、ここまでは読書前の準備と読書中の方法についてお伝えしました。

この章では番外編として、記憶に定着する方法を紹介します。



思い出すタイミング

せっかく読んだのですから、内容はすべて覚えておきたい。

しかし、人間は忘れる生き物です。

それは読書でも一緒です。

しかし、そこで泣き寝入りしなくて済む方法があります。

それは、『忘れた頃に復習する』ことです。

よく忘れないよう読んだ後すぐに読み返すことがあるかと思いますが、実は覚えているうちに復習しても効果は薄いのです。

それより、人は忘れそうになったり忘れた時に『思い出そうとする』ことで、記憶に定着するのです。

なお、Daigoさんは下記タイミングで思い出すようにしているようです。

・1回目の復習は1日後
・2回目の復習は1週間後
・3回目の復習は1ヶ月後

知識を操る超読書術

もちろん、思い出すのが難しければ、その時は本を開いて復習します。



睡眠だけが定着方法ではない

みなさんは睡眠中に記憶が定着すると聞いたことはありますでしょうか。

この方法は当然、読書でも有効です。

「じゃあ夜寝る前に読書をすればいいのね」と思った方はちょっと待ってください!

もちろんそれも間違いではないですが、今回は寝ずに定着方法を紹介します。

それが、『目を閉じる』です。

実は読書後に4分から6分ほど目を閉じ、ボーっとして何も考えない時間を作ります。

これだけでも記憶力が向上します。

実際、スコットランドのエジンバラ大学の実験では、10分ほど目を閉じた場合、ゲームをした人と比べて10%の定着率が高い結果となりました。

もし日中に読書したい時、読書後に仮眠が難しければ目を閉じることをオススメします。



実際に試した結果

さて、いかがでしたでしょうか。

今回は一部を抜粋して紹介しましたが、他にもいろいろな方法があります。

実際、私もそれらの方法を試した結果、今まで1冊すらまともに読めなかったり、1ヶ月かかっていたのが3日に1冊のペースで読めるようになりました。

もし興味がありましたら、リンクを貼っておきますのでぜひご覧ください。

試し読みも出来ますので、ぜひ今回紹介した目次から得たい知識と関係のありそうな項目をピックアップしてみましょう!



最後に

本は自分を豊かにしてくれるツールです。

そんな本から知識をたくさん得るためにも、読書術は早く得るに越したことはありません。

ぜひ素敵な読書ライフを過ごしていきましょう!

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