【映画】人類のしぶとさの話【ウルトラマン】

シンシリーズが公開されている間に仮面ライダーの方も見ておきたい紅月シオンです
今回はアマプラで見たシンシリーズの一つ、シン・ウルトラマンの話をしたいと思います

恥ずかしながら俺は今までウルトラマンシリーズを見たことが無く、シンゴジラの庵野さんが作ったというのもあって今回見て見たのですが内容はとても面白かったです
ウルトラマンという地球外生命体と地球に存在する怪獣たち、それらに対応する禍特対の人たちや外星人と呼ばれる大きなスケールと規格外の力を持つ生命体、それらに対して人類がどう対処していくのかというシンゴジラでも見られた空想対現実はそのままに人類のしぶとさはこれでもかという程クローズアップされてきた

シンウルトラマンでは怪獣の脅威や事件はSNSや動画サービスでも取り上げられる程度にはメジャーな物であり、それに禍特対の人たちが実在する兵器などを使い対応するのだがその過程で現れたのがウルトラマン
当初禍特対は彼がどのような存在か分からず敵か味方かさえも分からなかったのですが外星人ザラブの登場からその正体が明かされました
ザラブはウルトラマンが悪の存在であり、排除すべきだと吹聴するために変身能力を使い、自作自演の破壊活動を行うと同時にウルトラマンの変身者である神永を捕獲することですべての罪を着せようとします

しかしそれを阻むのが禍特対の面々、彼らはウルトラマンが危機に陥ってもそれだけに頼ることなく神永が残した手掛かりを元にザラブの悪事を阻み、ウルトラマンの手助けになりました
しかし、この過程でとあることが分かってきます
それは「地球人は外星人に比べて未熟な存在である」という事です

それはザラブだけでなく次に登場するメフィラスもそうで彼らは存在するだけで電子機器をシャットアウトすることもでき、更にはインターネットにアップされた動画を一斉に削除したりなど、人類の100年は先を進んでいるかのような凄まじい能力を所持しています
そのような存在やウルトラマンの存在を知った政府や国連が神永を捕らえようと躍起になったり彼らが日本に来たことで優先的に友好条約を結んだりとその存在は良きにしろ悪しきにしろ地球人に無力さを知らしめて行きます

そしてメフィラス戦後ウルトラマンは神にも等しい存在と人々から認知されますが、メフィラスの暗躍により人類が危険分子である事がマルチバース?銃に知らされた結果、ゾーフィと呼ばれるウルトラマンの同胞はゼットンを用いて地球を恒星ごと滅却することを決意
1兆度の火球という想像を絶する脅威を前にもはや神頼みならぬウルトラマン頼みしか出来ない人類
ですが頼みの綱であるウルトラマンがゼットンに敗北した時、一時は折れた禍特対が再び立ち上がります
神永が残していたシステムは人類の言語で翻訳され、それを基に世界中の科学者たちがVRで論議しあう
それはシンゴジラでも見られた人間が持つ諦めない心でもありました

ゼットンが火球を発する前に神永は目覚め最後の作戦として禍特対から作戦を告げられ、その叡智は確かにゼットン、ひいては光の星の住民であるゾーフィにも届きこれ以上の干渉は無くなりました
俺はこの瞬間が最もうれしく感じました
人類は外星人から見れば確かにまだ未熟な存在です
ですが同時にまだまだ進化できるという事でもあり、いずれこの技術を実用化できることをウルトラマンは予見していました
そしてその行く末も彼らなら正しく使えるのだと
人間のいい所も悪い所も知り、その上で託すに値すると信じてくれたウルトラマン
だからこそ、どうしてもこの一言だけはちゃんと伝えたいです

ありがとう、ウルトラマン。後は人類に任せろ

いつか大きな星の海でまた会える日々を待ってます

それでは今回はここまで、また次回会いましょう

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