りと

30代、子どもがひとり、本がすき、だいぶマイペース。 自分とまわりの出来事を、少しずつ…

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30代、子どもがひとり、本がすき、だいぶマイペース。 自分とまわりの出来事を、少しずつ表現していく過程です。

最近の記事

【#読書の記憶から19】自身のルーツ✖️地理的・血縁的視点から

『ふるさとの手帖 あなたの「ふるさと」のこと、少しだけ知ってます。』かつお(仁科勝介) NDC:291.0(地理、地誌、紀行) 「日本の市町村1741をすべて巡る」という、とてつもない目標を達成した著者。 もちろん、離島も含む、炎天下でも、雪の日も風の日も記録した、全国・全市町村の旅の記録です。 わたしの、あなたの、何かしらの“ふるさと”の風景が、どこかのページに収められているはず。 ついつい、出身地、両親の実家、友人の転勤先、旅行で訪れたあのまち……どんな風景が写っ

    • 【#読書の記憶から18】たくさんの好きを集めて×断捨離と対極のふたり

      この、一見繋がりがなさそうなおふたり、「たくさん“モノ”を所有されている」という共通項でセレクトさせていただきました。 まずは「ほんまに(一見・多くの人にとって)しょーもないものが大量にコレクションされている」この方。 『マイ遺品セレクション』みうらじゅん ndc:049(雑著)←雑著という分類がある驚き お土産、街で見る何気ない風景、タダでもらえるパンフレットなど。 「なぜそれを集めようと思ったのか?」なんてツッコミは、愚問でしょうか。 そして、これだけの量と種類

      • 【#読書の記憶から17】わたしのための言葉✖️あなたへおくる言葉

        『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』kemio NDC:289.1(日本人の伝記) だからやりたいことやって、やってダメなら秒で次に飛ぶわ フォロワー増えてアンチがいっぱい湧いたけど、楽しいこと見たほうが幸せだから脳を閉めたよね。 今のことを頑張って未来につなげていく生き方しかできなかった。 そういう人たちって男性を男性、女性を女性としか見てないみたいだけど、ホモ・サピエンスとして仲良くなるって考えはないわけ?って思っちゃう。 …ほんとみんな、性別を意識しすぎで困っち

        • 【#読書の記憶から16】わからず手に取ったけれど✖️知れば世界は広くて深い

          わからない(特に、興味のない人には全く)。でも何か気になる… 理由ははっきりしないけれど、“なぜか無性に惹かれるもの”ってありませんか。 1冊は、どんな内容かと手に取ってみた本。 『「100円ショップ」のガジェットを分解してみる!』 ndc:549(電子工学) 扱うテーマこそ“100円ショップのグッズ”で身近ですが、中身は回線図で、私にとってはさっぱりでした。笑 各役割の電子部品が、そんな回線でああやって繋がっていて、ここが反応する仕組みになっていて…と、細かく丁

        【#読書の記憶から19】自身のルーツ✖️地理的・血縁的視点から

        • 【#読書の記憶から18】たくさんの好きを集めて×断捨離と対極のふたり

        • 【#読書の記憶から17】わたしのための言葉✖️あなたへおくる言葉

        • 【#読書の記憶から16】わからず手に取ったけれど✖️知れば世界は広くて深い

          【#読書の記憶から15】令和に感じる✖️ポップで身近なレトロ

          今回は、時代のデザインを“つくってみる”、創作系の本2冊です。 ここ数年、「昔からよく知るデザイン✖️新しいグッズ」が、雑貨や文房具で再登場するパターンをよく見かけます。 “あえて”のレトロデザイン、“あえて”の定番デザインのリプロダクト… 懐かしさから『かわいい〜❗️』『懐かしい〜‼️』と咄嗟に手に取っていたりするので、すっかり企業の目論見どおり?です。 『ペットボトルと空き容器で作るレトロ家電とミニ雑貨』 ndc:750(工芸) あったなぁ、こういう花柄モチー

          【#読書の記憶から15】令和に感じる✖️ポップで身近なレトロ

          【#読書の記憶から14】今にどう残る×年数を重ねて培われる…

          今回は過去から今につながる時間の流れを、建築の視点から。 『いいビルの写真集 west』BMC ndc:523.1(建築_日本) なんと奥の深そうな視点で仕上がった本でしょう。 当時では最先端の素材と、新鮮なデザインによって、 手をかけるこだわりだからこそ残る美術的モチーフとその建築。 50〜70年代の小・中規模ビル。 私が生まれる前、経験したことのない文化・空気感の時代に建てられたビルたちは、どこか堂々としているよう。 そして(全ビルではないけれど)今も現役で存在

          【#読書の記憶から14】今にどう残る×年数を重ねて培われる…

          【#読書の記憶から13】時間を遡って×過去から学ぼうぜ

          「もう5波だぜ。」 …もちろん新型コロナウイルス感染症の話。 季節をいくつか越えて付き合ってきて、もはや“新型”でもない感じ。「ヤツ」「あれ」と呼ぶくらいラフな感覚で、見えないけれど脅威をもってずっと我々のそばに居る。 そんなコロナウイルス自体にももちろん説教したいけど、感染症対策にも説教したい。 「もう5波だぜ?!」 この1年半、どんな進歩があったのか。 ワクチン接種の動きは大きいけれど、外出自粛の要請と(ことに飲食)店舗の営業制限、基本は第1波の時と変わっていな

          【#読書の記憶から13】時間を遡って×過去から学ぼうぜ

          【#読書の記憶から12】“時間”の捉え方×目に見えないものだからこそ

          前回に続いて、大学の話を少し。 私の専攻はガッツリ「文学部」だったのですが、 文学研究や言語学にとどまらず、民俗学、地理学、地域文化史、仏教、美術・・・と、本当に多くの分野を学ぶことができました。 振り返れば、そんな混合された学びや興味も、今の横断的な読書に繋がっているのかも…? と、記事を書きながらふと気づくことができました。(これもアウトプットの産物ですね。) しかし、根本的に文系な脳みそなので、理系にはこれまで無縁でした。 難しそうな数理の本は進んで触れることも

          【#読書の記憶から12】“時間”の捉え方×目に見えないものだからこそ

          【#読書の記憶から11】睡眠第一×落ち着いて眠りを迎えるための提案

          人生における「印象に残っている言葉」。 それは、ここぞ!という場面での叱咤激励や、深く響く名言のような“パワーワード“の場合が多いかもしれないけれど、ふと聞いただけの一言がなぜかずっと頭に残っている…そんな言葉も存在するのでは。 ・・・私が卒業した大学は、横断的に幅広い分野を選択して学べる学部でした。 中でも、美術(鑑賞)系の授業で教わった、教授の一言が印象的で。 「『歴史背景や文化、時代ごとの特徴などの概要の知識』と、 『作品を実際に鑑賞し、自分自身の目と感性で感じた

          【#読書の記憶から11】睡眠第一×落ち着いて眠りを迎えるための提案

          【#読書の記憶から10】まぁお茶でも飲んでゆっくりと×茶道もカフェも“自分との時間”

          どちらも同じ「お茶」ですが、 ひとつは791.0(茶道)で、もうひとつは726.1(漫画・劇画・風刺画)。 生活・文化の中に、多くの種類の“お茶”と、それを楽しむ時間がある日本。 お茶と言っても、本格的な茶道から、ふらりと寄る喫茶店まで様々です。 「茶のある暮らし」千宗屋 ひとつは千宗屋さんがインスタグラムにあげた写真からできた1冊。 インスタ仕様なので、本の形も正方形。 1ページずつ、ゆっくりと楽しめます。 抹茶そのものはもちろん、お茶席で出される季節の菓子もなん

          【#読書の記憶から10】まぁお茶でも飲んでゆっくりと×茶道もカフェも“自分との時間”

          【#読書の記憶から9】前代未聞のレシピ本×肩の荷を下ろして

          『料理が苦痛だ』本多理恵子 NDC:596 1冊は、タイトルが前代未聞。 巷には『簡単おいしい…』とか『料理研究科・人気ブロガーの…』とか、その魅力を積極的にアピールしようとする本がたくさん存在するというのに。 タイトルが、堂々としていて、とても良い。 この本を書いて、このタイトルをつけてくれた本多さんありがとうございます。 きっと、広く世間一般には、『料理上手』が素敵とされる。 でも、計算や、裁縫や、車の運転にだって得手不得手があるように、料理だって『なかなか

          【#読書の記憶から9】前代未聞のレシピ本×肩の荷を下ろして

          【#読書の記憶から8】果てのない家事 × たまには笑って息抜き!!

          私自身、家事歴約10年、母親となっても5年以上経つのだけれど、残念ながら『家事』というものが苦手で苦手で……。 もちろん家は(感染症予防の意味も含め)衛生的かつ綺麗な方が良いです。 毎日のご飯も美味しい方が、身体も心も喜びます。 わかっています。 でも、容量よくできない! やりたくない日だってある!! と、大声で言いたい。泣き叫びたいくらいの気分。 しかし、洗濯物も使った食器も溜まるし、ゴミの日を逃すわけにはいかないし…わかっているけど、悲しい、虚しい...。

          【#読書の記憶から8】果てのない家事 × たまには笑って息抜き!!

          【#読書の記憶から7】作家のエッセイ ✖️ 社会学者のエッセイ

          昔、何かの本で読んだのです。 「たくさん読書を続けたり、反対に、読書からしばらく遠ざかっていたりして、読むのが疲れた時。次の1冊になかなか手が伸びない時。 そんな時は、“エッセイ”を読んでみると良いですよ。」 というアドバイス。 私もふと『エッセイ(読みたい)…』という瞬間がやってきます。 さらりと読みやすい手軽さと、著者の生活の一部を覗き知るような気分になれること、著書では知らない一面が文章に現れるのも魅力。 エッセイの中で「わかる!」と共感することが多ければ

          【#読書の記憶から7】作家のエッセイ ✖️ 社会学者のエッセイ

          【#読書の記憶から6】記録の意味と意義✖️私たちに訴えかけるもの

          30代になって、『もっと“社会の仕組み”そのものについて知りたい』と思うようになった。 ネットのトップニュースをかいつまむだけじゃなくて、もっと “現状”や“当事者の声”により近づいて、知見を広げたいと感じることが増えた。 でもそのためには、ニュース番組では(ニュースの規模や内容が)おおまかすぎるし、新聞紙では紙面の制限が大きすぎる…。 そこで、ノンフィクションやルポタージュのジャンルの本を読むことが増えた。 1冊読み終わるのに時間もかかるし、リアタイと違って発刊や読

          【#読書の記憶から6】記録の意味と意義✖️私たちに訴えかけるもの

          【#読書の記憶から5】記録のアイデア ✖️ デコレーションのアイデア

          旅行に限らず、「趣味の」「生活の」「イベントの」思い出を記録しておきたいと思う方へ。 そしてその記録を、特別な1ページとして残したいと考えている方へ。 たくさんデコレーションの見本があり、とても参考になりますよ^ ^ 『忘れたくないをかたちにするmyトラベルノート』 ISBN: 9784847099175 NDC:290.9 『毎日がもっと輝くみんなのノート術』 ISBN: 9784820727989 NDC:002.7 私の手帳はもっぱら『予定管理・読書記録用

          【#読書の記憶から5】記録のアイデア ✖️ デコレーションのアイデア

          読書 × マイルール❸ 読書を記録する

          忘れっぽい。 とにかく忘れっぽい。(2回目) 納得しながら1冊読み通しても、結局ほとんど内容が残っていなかったり、読んだことがある本を忘れて再び読んでいたり… しかも、賢くないので急に本についての説明を求められても、うまく情報を出し切れない。 後になって、「…あの時、こんな言葉で解説していれば、もっと的確に魅力を伝えられたのに…」と後悔することも多々あり。 そんな読書後に発生するもやもやを解消すべく、“すべてノートに書き残して置いてくる”ことにしました。自分なりに読書

          読書 × マイルール❸ 読書を記録する