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私の浪費しながらも貯蓄挑戦記。第5弾:自分銀行の実際のお金の流れ

生命保険のプロダクトを使って自分の銀行を作る!
Infinite Banking Concept=際限のない銀行取引概念!
『他人のお金』を返済するのも、しないのも、アナタ次第!!
人間性を疑うような話ですが、今日は実際のお金の流れを見みながら、
どのように成り立ち、どのようにパワーを発揮するかを見ていきます。

注意事項:実際の保険会社のプロダクトを使い数字をたたき出していますが、性別、年齢、健康状況などにより数字は個人差があります。

自分銀行の図

Funding(資金投入)

まずは上の図の『Insurance Policy=自分銀行』の部分。
27歳、女性が毎月$1,000ずつ、年$12,000資金投入をします。

緑部分のGross Cash Valueが『自分銀行』、
ピンク部分のNet Cash Valueが『他人のお金』になります。

単純計算で年$12,000を7年積立てると$84,000。
さらに、もし5%で運用したら$97,704.10。
なのに自分銀行では$79,272・・・・・かなり少なく感じます。
これは保険会社が死亡保障の$1,562,268を確保するために取ったリザーブ。
ちょっと損した気分になりますが、投資目的ではないので耐えてスルー。

Policy Loan (お金を使う時)

7年間$12,000を自分銀行に資金投入し$79,272。

8年目も引き続き$12,000の資金投入し、『自分銀行』は$92,667に。
そしてPolicy Loanで$47,000を引き出し、現金で車を購入。
『自分銀行』の$92,667は変わらず『他人のお金』部分が$43,668に減少。
このPolicy Loanの金額は『他人のお金』から引かれます。
これが、Non-Direct Recognitionです。

Non-Direct Recognitionなので『自分銀行』のお金は減らないけど、
『他人のお金』部分が減少、次使える『他人のお金』は$43,668。
そして$47,000借りたので、これに利息が付きローン残高は$48,999。

8年以降も$12,000の資金投入は続け、一方Policy Loanは返済せず。
Policy Loanの残高も増えていきますが、そこは気にはせず。

『自分銀行』の残高は増え、借りられる『他人のお金』も増えていきます。
そして$47,000で購入した車を4年乗った後、5年目に$23,500で売却。
この$23,500でPolicy Loanの残高を一部返済、残高は$33,384に減り、
借りられる『他人のお金』は$120,087に増加。

Policy Loanを繰り返す

12~25年目を見てみます。

引き続き年$12,000の資金投入は続け、5年に1回車を買い替える。

『自分銀行』の資本『$$』からのWealth transfer (富の譲渡)はせず、
Opportunity Cost『$$+ %』(黄色枠内)を失うことなくAccumulate (蓄積)。
その間『他人のお金』を使い、使える『他人のお金』の残高は上下。
(*Dividendの額は保証されていません。)

そして繰り返すこと52年。
その間に9回$47,000を買い替え、78歳で9台目をまたもや$23,500で売却。
52年の繰り返しで『自分銀行』の資本『$$』は$1,938,814。
そしてまだ使える『他人のお金』$1,143,340。
また生命保険なので、この間死亡保障(Death Benefit)が確約されている。

老後資金としての活用

52年以降は『他人のお金』$1,143,340から老後資金として毎年$50,000を
ひたすら引き出し、返済はせず。

67年目の93歳でこの世を去ると仮定し、その時Policy Loan残高$1,659,946。
このPolicy Loan残高は最終的にGrossの死亡保障額から差し引かれ、
遺族にはNetの死亡保障として$1,135,080が支払われ、『自分銀行』終了。

これがシンプルな教科書的なInfinite Banking Conceptの例になります。
あくまでも例なので、『他人のお金』で買うのは車でなくても問題なく、
『自分銀行』の資産も保険のデザイン次第です。

私の『自分銀行』

リアルな実例。
せっかちな私は7年待てず、手元にある資金$20,000をひとまず一括投入。
そして強気に1ヵ月$1,500の投入を計画。
$1,500が無理な場合減額できるようMinimumは$766.14としてスタート。
始めに一括投入した$20,000の9割はすぐにローンできたので、
せっかちな私は初めて1ヵ月も待たず、早速$15,000をローン。

私の実例

Gross Cash Value=『自分銀行』部分は年間$18,000投入で保証される金額。
Dividendは保証されていない金額な為、保険会社を選ぶ際、過去100年以上Dividendを払い続け、尚且つ決算書も問題なく綺麗な会社を選択。

ビジネスに活用

このInfinite Banking Concept=際限のない銀行取引概念を知った際、
Small Businessオーナーさんには最適ではないか!と思いました。

『自分銀行』から自分のビジネスにお金を貸し、
(貸すのは『他人のお金』だけど・・・・・・・)
自分のビジネスは利息を付けて『自分銀行』に返済。
(利息はビジネス経費、返済額は『自分銀行』の資産に・・・・・)
自分のビジネスを回しながら、自分の老後資金を効率よく貯められるはず。

次回、ビジネスでの活用例について書いていければと思います。


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