ソダシ&ママコチャ姉妹にみられる血統的な特殊性

 昨日、ママコチャがスプリンターズSを優勝。その日の夜に全姉・ソダシが引退を発表。一族を応援するファンにとっては、複雑な心境の一日になってしましましたね。

 実はソダシがアルテミスSを勝ったころから、血統表をみていて特殊性を感じていたことがあります。

 ソダシとママコチャは、クロフネと『ドローン』の血の組み合わせをもつ競走馬です。このパターンはダート適性を高める効果があります。代表例はテイエムジンソク(ダート重賞2勝)、トウショウカズン(大和S)など。該当馬が挙げた勝ち星は、芝17勝に対してダート43勝と偏った数字となっています。

 しかも芝勝利の内訳は、ソダシが7勝、ママコチャが6勝。2頭だけで17勝のうち13勝を占めているのです。つまりそれ以外の馬が挙げた芝勝利は、たった4勝ということなります。

 ソダシはフェブラリーSでも3着に好走しており、この配合馬が本来あるべき姿をチラッとだけ見せたことがあります。ただ桜花賞のレコード勝利を含む、芝のマイルGⅠを3勝する馬が、「本質的にはダート馬」なんてことはないでしょう。ましてや妹のママコチャまで芝のGⅠ馬になってしまいましたからね。やっぱりこの姉妹は特殊です。

 なぜこうなったのか、自分なりにいろいろと考えた時期もありました。いくつかの根拠や仮説がないこともないですが、結局たどり着いた答えは・・・
 

金子馬だから


 これが一番しっくりきましたね。金子馬は常識を覆すやつばっかりなんですよ。みなさんも異論はないでしょ? (笑)


 ママコチャおめでとう。
 ソダシおつかれさま。


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