栗原ちひろ(育児中小説家)

エンタメ小説家。2005年角川書店(当時)よりデビュー。ファンタジー、オカルト、児童書の翻案など手がける。著作40冊以上。2017年に男児を出産。noteでは小説書きとして思うこと、育児、小説を週一更新します。HP https://kurihara-chihiro.info/

【短編小説】あじさいの幻想クリームソーダ【幻想喫茶】

からんころん、という音で、ちょっとだけ目が覚めた。

「ふわ……?」
「おはようございます」

 低めの声が柔らかに響き、目の前に透明なグラスが置かれる。

 あれれ、私って、お店にいたんだっけ。

 よく思い出せないままに、私はグラスを掴んだ。汗をかいたつめたいグラスに口をつけると、ふうわりとレモンの香りが広がる。喉にすべりこんできた香りが体中をすっきりさせてくれるみたいで、私は自然と力を抜いた

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先週の記事がタグ内で週一番のスキを頂き、その前の記事は公式のお勧めに入れて頂きました。甘やかされている! また書きたくなっちゃう!! も~~上手いんだから~~。次はお化粧の話かアフタヌーンティーの話か、自作解説を書けたらいいな。

今日はピンク。一言でも会話をしたら吉。相手がいなければ独り言でも。
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梅雨の母親業にはワークマンのレインウェアだ。

あなたは、一~二歳児を連れて雨の中を歩いたことがあるか。

 私は現在母親業に従事しているので、基本的に毎日二歳児を連れて歩きます。雨が降ろうと雷が鳴ろうと保育園は開園してくれるし、「趣味:歩くこと 好きな遊具:階段」という感じの我が家の男児は一日中家の中で過ごすことなんか出来ません。

 だが! しかし!!

 傘をさすというのは結構な高等技術なわけです。
 腕力も要ります。空間把握能力も要りま

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今日は茶色。暖かい飲み物を少しだけ丁寧に入れると吉。
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初めて本を買った本屋が、まだ生きていた話

生まれて初めて本を買ったのは。

 生まれて初めて自分で本を買ったのは、家の近くの駅前本屋。幼稚園から電車通学だった私にとって、駅前は一番の「ご近所」だった。
 当時の駅前には大体小さな本屋があったと思う。

 私が通っていた本屋は本当に典型的な駅前本屋だ。
 店の前には雑誌がずらり。中に入ると、さらに壁際に雑誌、背中合わせでの棚には文庫がみっしり、そして反対側の壁には天井まで漫画が並んでいた。

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今日は灰色。クールな気分でいつもよりド派手なことをやらかして。
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今度はオススメ2回で最新記事のビューが爆発。ありがとうございます。しんどさの渦中にいる人は他人になんと言われようと、自分で決めた道で苦しい場所から出てくるしかない。その道すがらの気晴らしになればいいやね。オススメ頂いた記事はこちら↓
https://note.mu/kuriharachihiro/n/naeea200eb141

今日は赤。寝不足は大敵。いつもより30分早く寝てみて。
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