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2023年11月 焚き火キャンプ

本当は6月にも実施予定で、その日は荷物を車に積み込んでいたが、突発緊急事態が発生し、皆にお詫びして中止させてもらった。半年近く経ってやっとリベンジ開催。いつものように昼に、道の駅かつら集合。

平日なのに、道の駅裏のキャンプサイトは多くの車が駐まっていた。

全員集合して、まずはそばランチ。

そば屋も大賑わいで、名前人数を書いてしばし待機。
今回は野菜天そばを注文。

野菜あれこれや炭など買い込み、対岸の川原へ向かった。1年ぶりの川原は相当様相が変化していた。おそらく大水が出た結果なのであろう。それにしても、今日は暖かい。が、夜は冷え込み、明日の朝は2℃ぐらいの予報。

川原へ下りて、左手へ突き当たりまで。広くていい場所があった。
いつもは橋の近くだが、ここまで入ってくると、車の音もさほど聞こえず、いい感じ。

早速、焚き火ポイントを決めて、炉を作り、テーブルなどをセッティング。さらに、着火用の細い木に点火。皆、手慣れたものだ。

あっという間にキッチンセット完成。

今回、Oさんは新しいタープを持ってきた。孫を遊びに連れて行きたいからと言う。ジイサンは孫のためなら財布の紐は緩いからねえ。

広いスペース。内側に張る専用テントもある。
今回の薪は、ぼくが春先に近所の公園にあったのを持ち帰り貯めておいた。
いつもは燻製を持参するが、今回は用意できず、茹でオオマサリを冷凍したのを用意。
直前に届いた田村さんのこぶりなミカンも甘いと好評。

セッティングが一応、済んだので乾杯。今日はあまり飲めないので缶ビール3本と日本酒四合瓶ぐらいしか持ってきていない。

1杯目はヒューガルデン・ホワイト。

3人での焚き火キャンプは回を重ねてきたが、毎回、Oさんのアユが登場する。が、今年の夏はアユは不漁だったとのこと。それでも、解禁直後のアユを冷凍してあったのを焼いてくれた。

遠火でじっくりアユを炙る。いつもより小ぶり。

やがて、こんがりとアユが焼き上がった。持参してきたスダチを搾っていただく。

小ぶりながら、頭からかぶりつくと、しっかりコケの香りが口の中に広がった。旨い。

道の駅には、今が旬の赤ネギや季節の野菜が並んでいた。それらは、まず網焼きで。

赤ネギは香りも良く、甘くて美味しい。シイタケは大きい。

明るいうちに寝場所の用意。Oさんのタープの中にベッドを作ってもらった。そこに寝袋をセット。

寝袋の下に敷くマットを忘れた。さらに寝袋自体がもともと春秋用のため、グッと冷え込んだ夜中は寒かった。失敗。

料理はさらに続く。今回は久しぶりにSさんの天ぷらをリクエストしていた。揚げたてをいただく。

ムカゴの素揚げ。レンコンの天ぷらの旨いこと。たまらん!

さらに、豚肉料理。

豚肉はホイルの上で焼き、持参したカンボジアのレッドペッパーをかけ、その場で思いついたバタートッピングをしてみた。これまた美味しい!

日が落ちると、月の光が眩しい。幸い、風は吹かず、覚悟したほど寒くはならない。

月の光が明るすぎて、せっかく出ているだろう満天の星は見えない。

料理はさらに。これもリクエストしたSさんのダッチオーブン料理。今夜は牛肉の塊肉をやる。ジャガイモやニンジン、ニンニクなどと。

これぞ焚き火料理ですなあ。炭を蓋の上にも載せて。
蓋を開ければ、この通り。いい香り。

焼き上げたビーフには、醤油を混ぜ込んだ粒マスタードをつけて食べたが、うーん、うめええ。

Sさんはジンやウィスキーなども並べてくれたが、パス。Oさんが持ってきたボジョレーヌーボーを少し、自分の酒を少し、やったぐらい。

酒を控えていたので、することもなく、ボーッと焚き火の火を見ながら過ごす。と、川の方でバシャバシャと音がする。

産卵を終えて、精根尽き果てたメス鮭が最後の力を振り絞って、支流を遡ろうとしていた。
ちょっと感動的なシーン。最後は力尽きて、本流の方へ流されていった。たぶん、翌朝には鳥のエサになっていたんだろうなあ。

22時半頃、タープの中の寝袋に潜り込んだ。明け方、足の先が冷たくなって困った。6時には周囲に大音量で響く町内放送。まだ外に出たくないけど、しゃあないなあ。

明るくなってきた空を鵜の大群が飛んでいった。
朝日を浴びた雲が、川面に映えて。
車のウィンドウは厚く霜でびっしり。体感温度、0℃。

日の出は6時半頃。

朝日が顔を出してきた。
ススキの穂が光って美しい。
那珂川の本流には川靄が立っていた。

朝ご飯は、定番の焼き餅。

道の駅で買った餅。きめ細かく、大変美味しかった。
醤油を漬けて海苔を巻いて。
昨日、Sさんが漬けてくれたキュウリの糠漬け。浅漬けなれど、旨い。

食後はコーヒーを淹れて焚き火を囲む。寒いけど徐々に日が昇ってくると温まる。

川面に陽光がきらめく。

ぼちぼち片付けをする。そういえば、昨夜、そして今朝、ここまで入ってきた車がいた。当然、我々の姿を見て、引き返していったが、今朝の軽キャンピングカーは、ちょっと先の脇道で待っていた。バトンタッチだな。さて、これもお約束の日帰り温泉、四季彩館へ。

四季彩館。土曜日は入浴料が高くなって1000円。

温泉でゆっくり温まって、食堂で昼メシ。

いつもここではカツ丼を頼んでしまうのだが、今日はタンメンにしてみた。次回はアジフライにしようと思う。調理場でアジをさばいているのを見てしまったのだ。

帰りには道の駅で自宅用に赤ネギなど買って、解散。時間の予定も仮押さえ。6月第一週の週末。いや、久しぶりに気持ちよいひと時を過ごせた。
冒頭の写真:by M.Ogata

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